GWの上五島 その2

17時30分 このデンジャラスな磯で夜を過ごす事はおおよそ不可能なので、シーウィングに乗って今夜の宿の探索に出掛けました。

小波船長が今夜の宿にと選んでくれたのは平島沖に浮かぶ 「沖黒瀬」。
既に2名の底物師が竿をだしておられましたが、あじかさんのお客さんらしく、小波さんの計らいで同礁させていただく運びとなりました。
その底物師の方曰く.....
「昨夜はイサキがよー釣れよったバイ!」 .....との事。
弥が上にも期待は高まりました。

逸る気持ちを抑えながら、先ずは缶ビールをプッシュン.....。
乾いた喉を潤したところで、昼に使ったタックルをロッドケースに納め、代わりに夜用のタックルを取り出します。
・ 竿 アテンダーⅡ2号 5.3m
・ リール トーナメント3000SH-LBD
・ 道糸・ハリス サンライン ブラック5号
・ ウキ キザクラ(ケミ37) 5B
・ ハリ 尾長くわせ8号
・ タナ 3ヒロ~

夜用タックルとは言いましたが、男女の夜バージョンに比べるとかなり貧弱。
その中途半端とも思える夜タックルを抱えて船着きに立ち、マキエをパラリと撒いてみます。潮はゆっくりと北方向。そのトロトロと流れる潮流の中に仕掛けを放り込んでみると、仕掛けが潮になじむ前に魚からの反応がありました。上がってきのは足の裏クラスのコナガ君。リリースして再び同じポイントをトレースしてみます。.....が連発で食ってきたのは、先ほどと同寸の尾長君でした。

釣ってはリリース、釣ってはリリース.....。
針を飲み込んだ固体のみキープする釣りを続けますが、サイズUpとはなりません。コヤツらをかわして良型を釣り上げる方策はないものかと色々と試してみましたが、そんなコナガのアタリも夜の帳が下りた頃にはピタリと止まってしまいました。
いよいよイサキタイムの到来。タナを深めにして、ゆっくりとした潮流に仕掛けを預けます。
1流し2流し3流し....... 妖しく光るケミの光を何度も回収しますが、サシエは無傷で返ってきます。タナの探索も既に竿2本半.....。さすがに集中力も途切れがちになってきたので、少し仮眠を取る事にしました。

※ ハナレに瀬着けする丸銀 マリンアスリート
いつもなら2~3時間も寝れば目が覚めるのですが、今回は7時間もの大爆睡Zzzz!
イサキTimeの終わりに焦りを覚えながら釣り座に戻ります。ケミホタルを新しいモノに取り換えて夜釣りの再開。イサキよカモン.....美味しいイサキに期待を込めての釣りでしたが、食ってきたのはイサキならぬ夜オナガ。40cmを少々超えた今遠征一の良型君でした。

次の1尾を求めて夜釣りを続けます。しかし、ハナレとの水道を流れる上潮が徐々に速くなり釣り辛い状況に.....。底潮が行けばイサキがバンバン食ってきそうな感じでしたが、上手く仕掛けを馴染ませる事ができません。結局、夜釣りはオナガ1枚で終了、明るくなったのを頃合いに夜用のウキを昼用に交換しました。

昼用に選んだウキは1.2g負荷。直結部にBB、ハリスの中間にG2を打って放り込んでみます。ハナレとの水道を流れていた上潮も徐々に緩み、仕掛けを馴染ませるには良い感じ。目視できていたウキも複雑な潮に揉まれて徐々に潜航を開始しました。パラパラと潮のリズムに合わせて出ていく道糸を指で押さえながら穂先を見守っていると、明らかに別次元の力が道糸の放出を加速させていきました。大きく合わせをくれてやると、しっかりした重量感が竿にドン。目の前は瀬だらけなので、一気に引き寄せたいところですが、イサキの可能性もあるのであまり強引なヤリトリはできません。なんとなくのらりくらり.....そんな感じでタモに入れ込んだのは再び40cmを超えたオナガでした。

午前9時、期待したイサキのイレグイに出会う事なく納竿。
見えない夜、複雑な潮流の中に仕掛けを入れる難しさを感じる事になりました。もっと仕掛けを重くすれば事は簡単に思えますが、マキエの筋が見えないのは致命的。食わすポイントが全く想像できない釣りはやおーいきません。こんな時に手っ取り早いのはカゴ釣りなんですがねぇ....。
連続バラシの上に大爆睡、そして上潮の攻略と反省多々ですが、オナガ40Upの結果に救われた上五島遠征となりました。
ちなみにイサキとオナガはお造りでいただきました。
どちらも甲乙つけがたいお味.....上五島の魚族に感謝です m(__)m


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GWの上五島.....
白瀬に行くならヘリオス、美良島に行くならシーウィングという選択となりましたが、ヘリオスの出港が遅れるとの事なので ↓ シーウィングの小波船長のお世話になることになりました。

シーウィングは晴天ベタ凪の海上を爆走し帆揚瀬から瀬着けを開始。
倉島、美良と順次お客を下ろしていきます。
ボクハ ドコニ イクノダロウ..... そんな事を思いながら上五島の景色を楽しんでいると...
「yukimaruさ~ん 今から下げやけん、あれに上がらんね?」
小波船長の指した方向はを美良島「北の鼻」のチョイと西。よくよく目を凝らして見てみると、海から遠慮げに頭を出した瀬がありました。

アノ チョボニ ノルン カイ..... w( ▼o▼ )w キャー...デンジャラス!!
船が通る ⇒ 波が来る ⇒ 荷物が流される ⇒ 水泳大会 ⇒ 結果ズブ濡れ
イヤ~なイメージが頭を駆け巡りましたが、小波船長曰く.....
「下げはヨカ潮の行くもんね.....」
その一言にホロっときて ノリマス! と手を上げてしまいました.....(笑)

狭さよりも海面の近さを気にしながら、マキエと仕掛けを準備します。
選んだタックルは.....
・ 竿 アテンダーⅡ1.75号 5m
・ リール トーナメント3000SH-LBD
・ 道糸・ハリス サンライン ブラック2.5号
・ ウキ 松山L 2-2
・ ハリ 尾長くわせ7.5号
・ タナ 2ヒロ~

西方向にトロトロと流れる潮に任せてみます。
1投、2投、3投.......
潮流は速過ぎず遅過ぎず。
仕掛けの馴染みも上々で釣り易いのですが、サシエは無傷で返ってきます。
矢引単位でウキ止めを下げ、サカナの居るタナを探索。.....すると、竿1本半弱で男らしいアタリを捉える事ができました。上がって来たのはノッコミ途中を思わせるイサキ君。
嬉しいシーズン初物の登場となりました。

その後、同寸のイサキを追加したのですが、キープサイズのクロの便りがありません。
コッパをかわしてイサキをかわして......そんな技量は無いので、遙か沖を攻めてみることに。マキエを足元にバンバン撒いて、サシエは単独の大遠投。そんな確証の無い釣りでしたが、マキエとサシエは合っていたのか、暴君ヒラマサが当たってきました。タックルがタックルなので出したり巻いたりと軟弱なヤリトリ.....何とか足元まで連れてきて姿を確認したのですが、あと一息のところでお決まりのラインブレイク.....(゜◇゜)ガーン
オノレ オコッタゾ.....
ハリスの号数を上げて仕掛けを放り込んでみます。
暴君は群れているのか、アタリは直ぐにありました。
コンド ハ トッチャル.....! w( ▼o▼ )w ヒラマサ クイタイ...
ドラグをキンキンに締めて強気一番の心持ちで後手に回らず攻めてみます。
オノレ コノヤロ ガギグゲゴ...... (゚Д゚)ゴルァ!!
竿が折れんばかりに胴を締め上げましたが、敵の異名は磯の暴君.....。
1.75号竿に3号程度のハリスで太刀打ちできるハズはなく、結局、4発当たってきましたが、タモに納める事はできませんでした。

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ウキの衝動買い
天橋立
城崎温泉 月のしずく
造りは古い感じですが、綺麗に改装されており、床は全て畳敷き。玄関で靴を脱いだら素足で歩き回れます。喧騒の隠れ家....という通り名があるようで、立地を含めてとても静かなお宿でした。

温泉宿の楽しみといえば、その宿の板長が腕をふるう夕食ですね。
カニはシーズン終盤でしたが、松葉ガニをお造りでいただく事ができました。

カニのハイシーズンになるとかなりお客が増えるとか.....
喧騒の隠れ家で静かに松葉ガニをいただくってのはかなりの贅沢ですね。

そして、メインディッシュは但馬牛のしゃぶしゃぶ.....
けっこうな量があったのですが、お肉の素性が良いのかスルっと胃袋に納まりました。

喧騒の隠れ家 月のしずく ⇒HP
城崎温泉に行ったらば、もう一度泊まりたいお宿です。

城崎温泉
余部鉄橋
この鳥取~京都までの山陰の海岸線は山陰海岸ジオパークと呼ばれており、「世界ジオパーク」として認定されたそうです。

その認定にどんな価値があるのかは存じ上げませんが、あちこちに「ジオパーク」 っと書かれた看板や幟旗があり、各所にミニ博物館のような説明施設があったので、その方面に対してはかなり価値のあるものなのだと推察いたしました。
【5月2日追加】

そんな世界に認められた海岸線を進んでいくと 「余部鉄橋」 に行き着きます。
以前、母の還暦祝いの家族旅行で立ち寄った時は昔のままの「鉄橋」だったのですが、現在は「コンクリート橋」に置き換わっていました。

解体された鉄橋部分は道の駅(空の駅)の観光資源に......


食事もできてお土産もある道の駅(空の駅)パワーのおかげからか、けっこうな数のお客さんで賑わっていました。日帰りではチョイと辛い距離ですが、また訪れてみたいところです。
