辛い食べ物
灼熱の中でのゴルフコンペ
針古瀬
磯名で示すと向かって左側が「針古瀬」で右側が「針古横」になります。
今年3月の遠征時に「針古横」に乗り、帰りにその全景を撮影しました。

その時の航海はブラックヘラクレスだったのですが、両方の磯は空いており、どちらも上礁可能。通常なら「針古瀬」から優先的に上がるのですが、何故かブラックヘラクレスのホースヘッドは「針古横」へドン。そして我々を下した後、ブラックヘラクレスのポーターだけが「針古瀬」に降りて、何やらゴソゴソとやっていました。何故、お客を乗せないのか・・・妙な違和感を感じたので翌日の瀬替りの際、ポーターに尋ねてみると、我々の遠征した数日前に「針古瀬」で死亡事故があったので、ポーターが磯に下りてお神酒を磯に撒いていたのだそうです。隣の磯で一晩中夜釣りをしていたのですから聞いてビックリ..... w|;゚ロ゚|w ヌォオオオオ!!
ちなみに、霊感ゼロの私は何も感じませんでしたが、高島師匠は霊感が強いようで、何かが居るような気がした....っと言ってました。
男女群島では多くの方が釣りの最中に亡くなっていると聞いています。好きな事をして死ねるのなら本望だとよく言ったり聞いたりしますが、この亡くなられた方は仕事が一段落し、今からが釣り三昧の始まりだったのだそうです。その無念さたるや筆舌に尽くし難い事でしょう。
いつ来るか解らない「その時」ですが、人は遊び中に死んではいけません。
釣りに限らず、危険と隣り合わせの遊び事は世に溢れかえっていますが、限りなく危険をゼロに近づける行動を日頃から研鑚して「その時」を回避したいものです。
終わりになりますが、針古瀬で亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げます。
合掌

我夢者を曲げる
ホル・キム定食
3月の男女群島遠征 その2
結局、不完全燃焼で終わった初日の夜釣り。その事を知ってか知らずか、朝の見回りで前田キャプテンが連れて行ってくれたのは、女島の南にポツリと浮かぶ独立礁「サメ瀬」でした。何度か上がった「サメ瀬」ですが、まだ昨夜からのウネリが残っており、時折、頭からシャワーを被ります。
今は上げゴンゴンの激流状態。不意のウネリで道具の奉納となってはヤレマセン...。
ハヤる気持ちはありましたが、荷物をロープで固定してタックルの準備にかかりました。

ロッドケースから取り出したのは、昨夜もお世話になった、ガマの豪竿 「我夢者5号」 。
昼夜通しての使用ですが、リールだけは3000番を使用・・・道糸5号にハリス5号を直結、ウキは5B程度の負荷に耐えるモノを選んでみました。マキエをボンボンと足元に打ち込み、ヨレを伴ってゴンゴンに流れる上げの激流に仕掛けを放り込んでみます。投入直後は浮いていたウキも豪潮に揉まれて直ぐに沈降・・・自然に張れている状態の仕掛けを流しながら穂先を注視していると、流石に男女群島のスーパーステージ。 一投目から激流の住人が食ってきてくれました。

潮流が豊富なので、高島師匠にはヒラマサ君がHit... w( ▼o▼ )w オオォォ

潮が緩んだのを頃合いに足元近くを釣ってみると・・・・・美味しい外道のサンバ君が登場!

得体の知れないウオに仕掛けを飛ばされたりと「小サメ瀬」のポテンシャルを24時間余り堪能。
前田キャプテンの計らいでシーズン終盤である3月の男女群島を堪能する事ができました。

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また来年! V(`∇´)V

レクサスNX
磯で焼肉!
3月の男女群島遠征

多くの釣り人の夢を載せ、ブラックヘラクレスのエンジンに火が入ったのは、午後13時20分。
順調な航海を経て、男女群島は男島に到着したのは16時30分頃の事でした。
ブラックヘラクレスは男島~女島の東岸に展開。
我々が降りたのは女島は「二重鼻」を東に望む、「針古横」という磯でした。

まだ明るい時間帯なので、張り出した瀬の位置を確認してから夜釣りの準備にかかります。高島師匠が「針古瀬」側に、私は「二重鼻」側のワンドに釣り座を構え、夜の帳が降りたのを頃合いに頑丈一番の仕掛けを放り込みました。狙うタナは竿1本強。ワンド特有のフラフラと定まらない潮に翻弄されましたが、午後9時を過ぎた頃からボチボチとアタリを拾う事ができ、嬉しい外道のシマアジも喰ってきてくれました。

本命、本命、美味しい外道。良い感じの展開に「豊漁」を予感しましたが、それは甘か味噌汁。
日付が変わる1時間前には魚からの反応は遠ざかり、寂しい沈黙が訪れる事に。
タナを変えポイントを変えて探ってみましたが、沈黙を打開する事はできませんでした。

空調服
下阿値賀島からの撤退
魚から想像したリリース
ある1尾は奇妙な動きで本能をくすぐる物体を捕まえたら、それにはフックといわれる大きな仕掛けが付いていた。また、ある1尾は生きるために必要な「エサ」なるモノを口にしたら、その中には針なるモノが仕込まれていた。どちらの魚も口に妙な違和感を感じたので、ビックリして海中深くの安全地帯に逃げようとしたのだが、何故だかその動きは封じられ、やがて水の無い世界へと無理やり連れて行かれてしまった。
呼吸が出来ない・・・ 体が乾く・・・
初めて見る人間。
彼は私を手に取ってシゲシゲと見つめニンマリ・・・・・。
「細いラインを使って陸っぱりから対等に戦って取ったゼ!」
彼は嬉しそうに笑いながら私を写真に納め・・・ 「良いファイトをありがとうな!」
そう言いながら私を水の中へと返してくれた。慣れ親しんだ水中・・・訳が解らずとにかくその場から逃げる私。その逃げる途中、口に空いた大きな穴と剥がれた鱗の間から流れ出る自分の体液に気がついた。体のあちこちにできた傷が抵抗になって上手くは泳げない。私の臭いはダダ漏れで海中には自分を食べようとする天敵だらけ。こんな状態で、明日まで生きていられるのだろうか・・・? 逃げ惑う中、キツイ疑問が頭をもたげた。
私は不思議な動きをするモノを捕まえて遊びたかっただけ。道具を使って不公平な綱引きを強いる「あなた」の存在は知りません。結果、自分の欲求を満たすために私を傷つけておいて 「・・・ありがとう!」 はないでしょう。水に返してはくれましたが、傷付いた身です。明日まで生きていられる保証はありません。結局、自己満足という事をあなたは解っていますか・・・。
キャッチ&リリース。
この行為を絶賛し、「私の釣りは君とは違う!」 っとばかりに自慢する人がおられますが、魚はこんな風に思っているかもしれません。どう上手く言いまわしても、「魚釣り」は「業」の深い行為(あそび)。逃がしても、食べても、殺してもその本質は変わらないという事を理解したいものです。
