平戸 宮之浦港へ
「美郎島」、「平島」で釣った魚群を40Lの空母クーラーに移し変え、バラ氷をタップリと充填。
単身釣行から転じて、明日の仲間との釣行に備え、エサの準備に取り掛かります。滞りなく準備が終わったところで、サムソンホテルの大浴場で1日の疲れを癒し、軽く一杯引っ掛けてから少々の睡眠を貪ります。そして、日付が変わった23日午前1時、ゴソゴソと起き出して活動を開始! コンビニで食料を調達、丑三つ時の国道383号線を一路、宮之浦港へと車を走らせました。

※ 画像はYさん撮影
今回の釣行ツアーをコーディネートして下さったのはnaoさん、Kさん。
お世話になる渡船は丸銀釣りセンターさんの高速船マリンエキスプレスです。 私は午前2時過ぎに到着したのですが、既に皆さんは到着しているご様子・・・naoさんの案内で待合室に入り、出港予定時刻の午前4時までの少々の時間、ハイオクを注入しながら、あーだこーだと懐かしい会話を楽しみました。

※ 画像はいさきさん撮影
参加メンバー naoさん、Kさん、いさきさん、Yさん、クロ兵衛さん、Mさん、yukimaru
午前4時過ぎ・・・我々を乗せたマリンエキスプレスは真っ暗な宮之浦港を出港!何処に行くのか知らされないままの航海ですが、ハイオクが効いてきたのか、意識はうつらうつら・・・。時折、ドーンドーンと船底を叩くので、昨日のウネリはあまり落ちてない感じですが、眠気の方が勝っているのか、あまり意には介しませんでした。 そんな「まどろんだ状態」でしたが、習慣とは面白いもので、船がスローになった途端、覚醒する事に・・・。(笑) 身支度を整えてデッキに出てみると、マリンエキスプレスのサーチライトに照らされた岩礁はすぐ目の前に。後から聞いたのですが、この磯は倉島の「マンジュウ」という一級磯だそうな・・・。
この磯にはnaoさん、クロ兵衛さん、Mさんの3名が上礁。

「走るバイ・・・!」
マリンエキスプレスは次の磯に向けて転舵! まだ暗い海の中、「平島」「美郎島」を目指してスロットルを徐々に開けていきました。

上五島 平島 「西のカド横」
時間の経過と共に徐々に小型化。それを打開すべく深めのタナを探索してみますが、これに飛び付いて来たのが小型のイサキ群。たま~にKeepサイズも食ってきますが、ほとんどがウリ坊クラスなので釣りの趣はありません。干物用に数匹Keepした後はイサキをかわす手法を模索・・・上下のタナがダメならばと、潮筋を変えようと遠投を試みます。・・・が、嫌がらせのように吹き付けてくる風にマキエが叩き落されて、これまた上手くはいきません。 これは困った (´Д`;)/ヽァ・・・

妙案も浮かばず、だだ釣りを続けていましたが、吹き続ける北東風は一層強くなり、益々、釣り難い状況に。こうなると集中力の維持は難しく、竿を置く事が多くなるのですが、それをテレパシーで察知してくれたのか小波船長が操船するシーウィングが来磯・・・
「yukimaruさ~ん 風裏もあるバイ。 替わりましょうか!」
・・・っという事で「ビシャゴ2番」から撤退の運びとなりました。

シーウィングは美良島を大きく回り込んで平島方面へ・・・。
そして、小波船長が次の磯へと選んでくれたのは、平島は「西の角」の横の微妙なハナレ磯。
磯の名前を聞いたら、 「名前は無かっちゃね・・・ハハッ (笑)」 との事。
ここは風裏になるため、ビシャゴとは海のざわめきも吹き付ける風も大違い。その違いが極端なので、ここは釣れそうにない・・・のレッテルを勝手にポン。 瀬替りは失敗か・・・そう思いながら仕切り直しの準備に取り掛かりました。

早速、マキエを撒いて海の考察・・・。潮はユルユルと右沖に引かれているようですが、ハッキリとはしていません。足元にはスズメダイと思われる小魚の群れがたむろ・・・なので、必然的に沖目を狙うようになります。先にマキエを打ち、仕掛けを入れて、再び後追いのマキエを入れる正攻法。「ビシャゴ」で行使したような神経質な道糸操作は不要のまま、じっとウキの動向を見守っていると、全負荷を受け止めたウキはジワリジワリと潜航を開始。そのイイ感じの潮馴染みに「釣れそうにない」の思いは吹き飛び、変わって大きな期待感がフツフツと湧き上がってきました。我が期待を一身に背負ったウキは海面下わずかのところで、残像を放ちながら、今にも別速度で海中に突き刺さる様相を呈しています。そんな様相のウキを見つめながら、少しのため息をもらしていると、ウキは違和感アリアリで海中へと入って行きました。
咄嗟に身構えて、合わせの体制へと入ります・・・が、ウキは静かにスーッと入っただけで、それ以上は入らず、海面へと戻ってきてしまいました。
「か~っ やるのぅ・・・・・ヾ(▼ヘ▼;)オゥ!」
次投以降は気合を入れて、ウキの変化に対応してみますが、早合わせもダメ、待ってもダメ・・・
「ヾ(▼ヘ▼;) モウオコッタデェ・・・!」
仕掛けは「ビシャゴ」で使用していた強風対応のヘビーなモノだったので、取り合えず負荷をB弱程度まで軽くして、ハリスに打ったガン玉を直結部分にまで上げてみる事に・・・。そして、同じポイントを再トレースしてみます・・・しかし、ウキが入って戻るの状況は変わりません。仕掛けを回収してみると、サシエは厳寒期に見られるような一噛み状態となっていました。このまま相手の正体も解らないのでは埒が明きません。なので、ハリを細軸軽量のクチブト専用に替えてみました。
これでダメなら禁断の細ハリス・・・そう思っていたのですが、魚の接点の重要性の議論は正しいようで、先ほどと同じように少し引き込まれた我がウキは、今度は海面に戻って来る事は無く、そのまま加速度を付けて海中へと消えて行きました。


上五島 美郎島「ビシャゴ」
なので、左足がググっと下がる足場での釣りを余儀なくされました。
事前情報では尾長ありき・・・・・ w( ▼o▼ )w オオォォ
なので、タックルは強めのモノを選びます。
【竿】 アテンダー 1.75-50
【リール】 15トーナメント競技
【道糸】 ブラックストリームマークX 2.0号
【ハリス】 ブラックストリーム 2.0号
【ウキ】 1.2g負荷 竿1本~
【ハリ】 くわせ尾長7.5号

マキエをボンボンと打ち頃合をみて仕掛けを投入。すぐに後追いのマキエをウキ付近に被せます。竿先を目いっぱい海面近くまで下げ風の影響を少なくしてウキを見守っていると・・・合計1.2gの負荷を受けたウキはドッシリと海面に座り、ユラユラと残像らしき影を残しながら「仕掛けの馴染み」を教えてくれました。風の影響でマキエの流れていく方向とウキの流れる方向にズレを感じましたが流石に天下無敵の五島列島、多少のズレは関係ないかの如く、ウキは海中にビューン!
久しぶりのフカセ釣りなので、興奮必死の大合わせが炸裂。すると、一気に竿の胴に乗ってくる重たい力が返ってきました。その重量感たるや本命のそれ・・・。ジワリジワリと寄っては来ますが、一定のラインからはナカナカ浮いてきてはくれません。何度も底に突進、そして、こちらの様子を伺うかのような、「超しつこい横泳ぎ」に尾長を確信。 同時に「飲んどらにゃエエがのぅ・・・。」 と弱気の僕ちゃんが頭をもたげます。こうなると 「尾長の力 VS 我が弱気」 との戦いとなるのですが、まだ、開始して間がないからか、半ば強引にタモに入れ込んで勝負の決着となりました。

朝の尾長の捕獲劇。 朝尾長のモーニングタイムは長く続かないのが定説ですが、夢を追う釣り人はそれを打ち消すかの如く、忙しく手返しを続けます。マキエを打つ手にも力が入り、海面を凝視する目つきの様相は、端から見れば鬼人に見まごうほどかもしれません。ウキに少しの変化でも現れるモノなら、飲まれてはならん! とばかりにバッシンバッシンと大合わせ・・・。 しかし、朝の尾長の定説は正しいようで、食ってくるのは30cmクラスのクチブト君。それが続くと尾長に照準を合わせて血走った目はやがて治まり、少しの冷静を取り戻します。
「タナを変えてみるか・・・」 何の確証もありませんが、ウキ止めの位置を変え、ハリスに打ったガン玉の位置を少し弄ってみます。すると、上五島の海は優しく微笑んで、「この褒美を取らす」 っとばかりに良型のクチブトをサシエの前に連れてきてくれました。

⇒ 上五島へ釣行(前ページ)
⇒ 平島「西の角の横」(次ページ)

上五島へ釣行!
遠征を計画してくれた方々との釣行は23日(月)から・・・。
なので様子見ということで、先発隊を勝手に引き受け上五島へ釣行しました。
お世話になったのは、男女群島でお馴染みの「あじか磯釣りセンター」さん。
21日(土)23時出港のシーウィングに乗り込み、一路、上五島を目指しました。

時折、船底を叩く心地よい揺れにまどろみながら、仮眠を取ること約1時間30分、疾走していたシーウィングがスローになり現地への到着を告知。身支度を整えて、デッキに出てみますが、辺りは真っ暗で何処が何処やらさっぱりと解りません。シーウィングを操船する小波船長はサーチライトを照らしながら、北東風が避けられる磯を探索・・・先客が居ない事を確認したら、ホースヘッドを押し付けて釣り客を順に下ろしていきます。
そして・・・・・ 「次、yukimaruさん、行くよ~!」 そう声が掛かったのが上陸順4番目。
小波船長が選んでくれたのは、美良島の「ビシャゴ2番」という磯でした。
時刻は午前1時過ぎ・・・早速、夜のタックルを準備して釣り開始! ・・・っと行きたいところですが、初の上礁なので、何処が何やらサッパリと解りません。おまけに帆上げ方向から吹き付けてくる風が強烈で、安全に夜釣りができそうな足場は時折、飛沫が飛んできて、とても気持ちよく夜釣りができるような状況ではありませんでした。
夜の単身釣行=安全第一 なので、明るくなるまで寝る事に・・・ V(`∇´)V
風の当たらない所を探索し、身体を横たえると磯に寝慣れているからか、昼の疲れが出たのかは解りませんが、意識不明になる時間にそう時間は掛からず、ふと波の音で目が覚めた時には辺りは白々と明けかけていました。
美郎島「ビシャゴ」(次ページ)

竿の号数・・・
前記事では道糸の号数について触れたが、だんだん日も近くなると、今度は竿を中心とした道具立てを考えなくてはならない。今回の遠征、昼釣りが主体であるが、場合によっては夜釣りも有り得るフィールドなので、それなりに強いタックルも必要。なので、夜釣りはフカセ最強竿と言われる我夢者を準備、昼のタックルは1.75竿クラスを中心に、その上下を揃えれば良いと思っていたが、最近の竿は以前の号数表記に比べて1ランク以上強い傾向にある。見えない夜釣りに釣趣を求める気はさらさら無いが昼釣りは別の話し。そのため、これで本当に楽しめるのか・・・っと考えると少々の疑問が頭に残ってしまった。

以前、大分県に釣行した際、地元の方に竿のついての話を伺う機会があった。その方によると、使う竿は1.25号のみで予備竿も同号数との事。狙いをクチブト一本に絞っていて、オナガが食って来たら半ば諦めると話された。使うハリスの細さゆえにの選択であろうが、そのフィールドで狙いの的を確実に絞りそれを実践していく。HGであるから出来る事ではあるが、我がHGにおいてこれができるかは、はなはだ疑問・・・。釣りの目的を何処に置くかの差が大きく出てしまう結果となった。
今回はプチ離島への遠征なので、この話しを同一の土俵に上げる事はできないが、やはり狙いの的は必要。基本的にはクロ狙いだが、私にはオナガが食ってきたら諦められる境地には達していない。なので、楽しめるどうこうを考えるよりも、下手な鉄砲の例えどおり数の勝負に持っていき、現地合わせにする事が無難であろうね・・・。
結果、選んだ竿は125号~我夢者まで。 ヒラマサも狙えるだけに目的はブレブレ・・・。
欲が先行する我が思考回路・・・号数云々を語るよる先にどうにかしたいものである。

チャーシューの主張
面館さんの 「みそっぴらーめん」
おおよそ多くのラーメンは「スープ」と「麺」が主役。 その他の具材である野菜系はその彩を目で楽しみ、食べてはスッキリ感を演出・・・チャーシューは「肉」の力強さを感じさせ、そのラーメンの持つボリューム感を増やしてくれる。
「さぁ、食べな!」 そう言わんばかりにドンブリを占領する、切り落とし風のチャーシュー。
その厚さゆえに歯応えは斬新で、とてもラーメンに付属するチャーシューとは思えない。箸で摘んで口に運びゴリゴリと噛み砕くと、脂ギッシュな肉汁が口内に噴出・・・その脂の甘味とピリリとした辛さとが合わさって、その存在ありきを十二分に主張している。

ラーメンがあるからチャーシューが旨いのか、このチャーシューがあるからラーメンが旨いのか。
毎回、それを考えさせられる一杯・・・。
何でもかんでも入れればイイというものでなく、ただ一つの主張。その強烈な主張が作り手の心の内を表しているのかもしれない。ラーメン道・・・奥深し。

2.25号の選択
取りあえずは両メーカーを使う二刀流って手もあるが、荷の嵩張りがねぇ・・・・。

目の前に迫った遠征に備えて、2000番のスプールに中途半端な号数を巻いてみることにした。
2.25号・・・松田名人にあって最強タックルと言わせた道糸の号数。しかし、名人には最強でも私には全くもって最強とは言えない半端な号数 (´Д`;)/ヽァ・・・。 単にスプールが余ってたから巻いたのだが、未だ乗った事のない現地の磯で使い道はあるのだろうか? 時期が時期だけに悩ましい問題は多いものだ・・・。

どっち?
同時に新製品の情報もあちこちでしっかりと聞こえてくるようになった。
注目すべきはモデルチェンジしたリール群・・・・・。
LBリールに必要なのか? ・・・って思わせるATDドラグを搭載したダイワのトーナメント・・・

逆転時にハンドルが回らない 「スットブレーキ」 なるシステムを導入したシマノのテクニウム・・・

前作のトーナメントとあまり変わり映えがしないダイワに対して、 目新しいのは 「スットブレーキ」なるものを搭載したシマノ。このブレーキが必要か必要でないかを、使い手が選べるようにグレードが設定してあるのも良い点のように思える・・・。
今年、新調するならやはりシマノか・・・・・ w( ▼o▼ )w オオォォ!

広島にある博多ラーメン はりがね
・・・で、約5年ぶりに広島にある博多のラーメン屋らしい 「はりがね」 に突撃しました。
店の名前の由来は麺の茹で加減。「やわ」から順に最硬となる「はりがね」と好みで選べるのですが、厳密に言うと「はりがね」=「ナマ」と言われ、本場である博多長浜の老舗に行くと、注文時に「ベタ・ナマ」とか、「ナシ・カタ」とかの単語の組み合わせをよく聞きます。
黒を基調とした店内はあまり変わってはいない様子でしたが、創業者は不在の模様・・・。
注文を促されたので、セルフサービスのお冷を一口いただいて普通のラーメンを注文しました。
今回は「スープこってり」で麺は「カタ」を少し硬くした「バリカタ」を注文。
紅ショウガをチョイと乗せ、ゴマを振りかけてからスープを一口・・・トンコツらしい甘さを十分に残した味付けは、以前より甘味が強い感じ。麺は茹で加減を店名にしているだけあって「バリカタ」らしい骨のある硬さでした。


替え玉を2ついただきましたが、何れも「ダマ」にはなっておらず、茹で加減は完璧・・・!
久しぶりに本場・博多のラーメンに近い味を広島でいただく事ができました。
釣りに行く事はできなかったけども、忘れ物を見つけたような、何となく得したような気分を味わった週末のお休み。次回の博多ラーメンは遠征先の本場でいただく予定です! V(`∇´)V
博多ラーメン はりがね
広島県広島市中区舟入本町6-12
営業時間 平日11:00~15:00、17:00~24:00
日曜・祝日11:00~15:00、17:00~22:00
定休日 月曜日

トランク大将!
特段、欲しいモノがあった訳ではありませんが、昼食後に時間があったのでチョイと立ち寄ってみると・・・・・ナント、クーラーが全品4割引きに。 w( ▼o▼ )w オオォォ ホシイゼィ...
魚から見れば、白い棺桶ですが、釣り人から見ると手にした魚の鮮度を保つ必需品。以前から遠征した際に魚をストックしておく保冷力の高いクーラーが欲しかったので、数ある展示品から製品を物色・・・。ダイワのフルスペッククーラーが運よくあったので半ば衝動的に買ってしまいました。

「トランク大将」と銘打ってあるだけに、車のトランクのかなりの部分を占領してくれます。
大将の名に恥じぬよう、遠征で役に立ってくれる事を切に望みます。 w( ▼o▼ )w タノムヨォ...

お好み焼き!
以前は家にお客さんを招いて、飲めや歌えやのドンチャン騒ぎをしていたものですが、ご時世の習いからか随分と質素になりました。毎年、お宮に奉納していた神楽も今は2年に1回・・・。 今年はその1回の年だったので、お宮では夜遅くまで祭囃子が聞こえていました。
質素ですが賑やかな秋のお祭り。私も久しぶりに神楽を見学、家に帰ってからも夜更かしをしていたら、深夜のローカル放送でお好み焼きの紹介が・・・。
しょうもないMCによる紹介でしたが、広島人がこの画を見せられてはタマリマセン。
「早く夜が明けんかいな・・・ (´▽`*) 」
そんな夜を過ごしたので、必然的に今日のお昼はお好み焼きになりました。

突撃したのは、安佐南区緑井にある 「BaLi-A 3号店」
そして、肉+玉+ソバ×2+イカ天+ガーリックチップ+ネギ を注文しました。


時々、口に当たるガーリックチップの風味が実に絶妙! しつこいとイヤになるガーリックですが、量が見事に配分されており肉と野菜の旨味を完璧に引き出してくれてました。
完全なる脇役のガーリックチップですが、これだけ主役の味を引き出してくれるなら、注文しない手はありません。次回はショブリと合わせていただこうと思ってます。
