男女群島再遠征 VOL1
18日からの一泊二日の日程で男女群島へと遠征した。
約1ヶ月ぶりの田平港は、久々の好天に満を持した釣り人で溢れかえっている。
早速、お世話になる「あじか磯釣りセンター」の事務所に赴き、柴山社長にご挨拶。
今回の航海の船と天気を聞いて積み込む荷物の準備に取りかかった。

今日はカイザーとヘリオスが出港・・・2船とも満員に近い。
ちなみに、サムソンは既に朝出しにて男女群島へ行っており、明日はヘラクレスが日帰りで出るそうな。
「あじか」だけでも凄い人数である。 これに他船を考えると、いったい何人になるのだろう・・・。
「男女群島が沈みゃぁせんか???」

「シケたら乗るとこが無いで!」
いや~な予感を抱きながらカイザーに荷物を積み込み、早々にカイザーの船尾にしけこんだ。
午後13時30分・・・予定より30分早く出港!
がっつりとビールを喰らい、船尾のベッドに横になる・・・。
ウトウトしては目が覚める悪循環を繰り返し、いつしか深い眠りの中へ・・・Zzzzz。

船の大きな揺れを夢心地の中で感じていると、 「○○さ~ん! 準備しましょう!」
マイクを通した山見船長の声で目が覚めた。 狭いベッドの中でアウターをゴソゴソと着込み、
急いで船室から出てみると、そこは既に男女群島の男島だった。
17時20分・・・まだ明るいので男女の勇壮な景色を楽しみながら上陸の順番を待つ。

カイザーは中の瀬戸の「SOS」に立ち寄り、西側を通って「ハナグリ島」へ・・・。
強い北東風を避けれる磯を探しながら女島へと向かう。
「ハナグリ島」と「女島」との間の水道を通り、久しぶりの「立神」を拝んだところで、
「yukimaruさ~ん 準備しましょう! 次ね~!」
声が掛かったのは18時15分・・・男島到着から約1時間後だった。
ブラックカイザーがホースヘッドを押し付けたのは、初となる「中山のタンポ」。
女島東岸の磯で北西風に強い釣り場である。

足場は最良でノッペリとしたワンドに面しており夜釣りの雰囲気はかなり良さげ・・・。
北西風に強いだけあってタイドプールの悪臭が気になったが、御神酒で乾杯し夜釣りの準備にかかった。
男女群島再遠征・・・激闘36時間余りの幕開けである。
徐々に強くなる北東風を気にしつつ、頑丈一番の仕掛けを男女の海に放り込んだ。
