宮島・・・筏でのチヌ釣り
先日、「~やっぱり磯が好き~」 (By 誠さん) 「釣りバカクロ兵衛の釣り日記」 (By クロ兵衛さん)
両氏のブログに大分県蒲江の筏での釣りが紹介されていた。
実は会社の若手に寒の時期におけるカキ筏でのチヌ釣りを教わり通った事がある。
「寒の時期に面白い釣りがありますよ・・・。」 そう言って彼は段取りをしてくれた。
広島県大竹市玖波港から出港する福原渡船で渡されたのは宮島の目の前のカキ筏・・・。(写真)
十数基の筏に番号が振ってあり、トイレに屋根完備のゴージャス(?)な設計。(笑)
筏によって水深が違うので、気温や潮によって番号を指定したりしたものである。
ここに通う客はダンゴ釣りがメインであったが、私はもっぱらフカセ釣り!
オキアミ生3Kgに筏チヌ、日本海、赤ダンゴ、等々の超・重量級の集魚剤を練り込んで、1.5号負荷の羽根ウキに同オモリを背負わせて、這うようにベタ底を狙うという釣り方であった。
軽い仕掛など無用の長物で、上からナンボではなく下からナンボ。
干満の差が大きいので、再々タナ取りボールなるものをハリに付けてタナを取ったものである。

底は砂底で瀬や潮目などの明確なポイントは無く、シャクで大量のマキエを撒いてポイントを作る感じ。
せっかくマキエで作ったポイントを見逃さないために、ヤマ立てで行う筏の位置把握も重要であった。
そして、驚くべきはここで釣れるチヌの味!
漁協が「チヌを駆除してくれ!」 がここでの釣りの始りと聞いたが、カキを常食にしているチヌは実に美味!
寒の時期もあるのだろうが、味が車エビの刺身に酷似しており、我が娘達はエビ・チヌっと呼んでいた。
そんな釣って面白く食べて美味しい筏でのチヌ釣りだが、今は禁止となっている。
ある渡船の一部の心無い釣り人が筏を管理する漁協と揉めた事が原因と聞いた。
私には釣りのマナーとか、そのフィールドにおける環境劣化等について、ここはこうとかあそこに通う客が悪いとかの薀蓄を語る資格は無い。 しかし、ここの筏群のように、釣り禁止の措置を取られるまでの事はしてはならないであろう。
一部の釣り人が起こした事が大勢の人の楽しみを奪っている現実。
こんな現実が日本にはたくさんあると思うと、楽しかった思い出が大きいだけに実に残念・・・。
関係ないかもしれないけども、蒲江の筏が私の知る現実になりませんように・・・。

新・配合エサ・・・
以前、クロ兵衛さんのブログで紹介された、マルキューさんの「瀬戸内チヌ」を使う機会がやっと来た!
某釣具店にて混合したのだが、この店には残り1袋しか無かったので、かなりの人気が伺える。
売れ切れ御免の状態であるようだ。
さて、写真のレシピであるが、オキアミ生2枚にチヌ戦1袋+ムギパワー白を半袋を混合したモノ。
そして、まだ混ぜてないのが、瀬戸内チヌ 1袋+チヌ戦 1袋+V9遠投 1袋
この後に瀬戸内チヌ+V9遠投を混ぜて水分調整をしてビックリ仰天!
なんと、フネ一杯になってしまい混ぜる事すら困難に・・・。
水で増える増量型・・・当然、チヌ戦1袋を入れる事は出来ない感じである。

練り待ちの人が多かったので写真を撮る事が出来なかったが、40cmハードバッカン2杯弱が完成。
レシピは、オキアミ生3枚+瀬戸内チヌ1袋+チヌ戦1袋+V9遠投1袋+ムギP白半袋
今までの事を思うとかなりお安く出来てしまったような・・・。
瀬戸内でのチヌ釣り・・・これが定番レシピになりそうである。
そして、気になる遠投性能! クロ兵衛さんもインプレされている通り、全く申し分ありませんでした。
瀬戸内本来の遠投を求めるならば、チヌ戦を減らしてDUSHを入れれば完璧でしょうね。
これで魚が釣れるかどうかは分りませんが・・・。(笑)
クロ兵衛さん、ありがとう・・・!

イルカ漁・・・
米アカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞を受賞した「ザ・コーヴ」で知った事実である。
イルカをモリで捕獲するシーンを見て、「イルカを殺して食うのはムゴイの~」 っと我が一言。
すると、末娘が 「父さん、牛や豚も同じ事よ。 お・な・じ!」 っと返してきた。
・・・その通りだと思う。
牛や豚は殺して食べてもイイけど、イルカはダメ・・・頭が良くてカワイイから!
食べ物としての観点からすると、これは理屈にならないだろう。
昔読んだ漫画・・・「ブラックジャック」ではイルカを食べると食あたりするって事が書いてあった。
イルカを食べ物として認識していなかったので、ついつい、「・・・ムゴイ」 って言葉が出てしまったのだが、
娘もイルカを食べる事実や、その食文化については初めて知ったという。
心では思っていても口に出すべきではない事ってのは、けっこうあるものだ。
成長した娘に諭され、嬉しいやら恥ずかしいやらで複雑な心境であった。
ちょっと反省・・・。
PS
HP 「うちの玄関」の山陰高島コンテンツ 「ISO美景」 を更新しました。
山陰高島の風景写真集です。 m(__)m


卒業式
がまかつ エントラントGⅡソックス
購入当時、「足に履くカッパ」 と表現したのだが、使ってみると正にピタリの表現であった。
→過去記事参照
さて、今回、磯シューズにて約40時間あまり連続で履き続けたのだが、透湿性能:7000g/m2/24hのおかげからか不快なムレや湿り感を感じる事は無かった。
昼間はアウターシャケットを脱ぐ程の陽気だったので、その効果の信頼性は高いであろう。
また、防水性能については洗濯の際、風呂場で試してみたのだが内部に水が浸透してくる事は無かった。
長さも膝下まであり、インナーの上から被せるように履けるので防寒性能も高いといえる。

問題があるとすれば、その耐久性と履き心地であろうか。
耐久性に関しては今の時点では不明だが、履き心地に関しては、けっして良いとは言い難い。
履くカッパと表現したとおり、サイズもMとLの2種類しか無く大雑把。
足にフィットする様な優しい感じは無く、常にゴワゴワ感が付きまとう。
今回は磯シューズに使用したので、靴紐を締める事によって、ゴワゴワした感じはかなり軽減されたと思うが、足に余裕のあるブーツ等では、かなり違和感を感じるであろう。
まぁ、靴内がビッチャリ濡れた不快感から考えれば、随分と快適だとは思うが・・・。
結論として、機動力優先の磯シューズ派には、オススメできる一品!
厳寒期など、足先が冷えるような時には最高のアイテムになるだろう。
ポーチが付属しており、コンパクトに収納できるので、磯バッグやロッドケースに忍ばせておいて、天候や磯の状況に合わせて臨機応変に使用すれば、冬場の釣りの心強い味方になる事は間違いないだろう。
買って後悔する製品ではない。
東レにも同様の製品があるので値引き幅で検討してはどうだろうか。


至福の一振り!
今年度、計画していた男女遠征は4回。 そのうち遂行できたのは、たった1回である。
これまでの予約が全て通ったとすると渡船代金は120,000円になる。
それにエサ代などモロモロを計上すると、17~18万にはなったであろう。
釣りは行動であるため消費が主体となり、得る物・残る物は思い出と魚と疲れである。
つまり、物質として残る物は無いに等しい。
そこで、考え方を変えて、全て男女に行けた事にしたら・・・。
@18万円!
竿が二振り・・・いや、ヘタすると三振りは買えるねぇ。 ψ(`∇´)ψ ケケケッ

マスターモデルシリーズを二振りか・・・アルマシリーズを三振りか・・・・。
おっと、タモの柄という選択肢もあるな。
ψ(`∇´)ψ う~ん 実に悩みどころである・・・。
遠征ストレスを解放する、至福の一振り・・・釣り師にとって最高の悩みであるね。(笑)
・・・どうしましょ。


バブルなラーメン
先月、紺屋で提供された限定ラーメンの一つである。

そして、これは定番メニューである 「黒ゴマ坦々麺」 一杯@950円!
昨日の昼に食べた一品。

紺屋には醤油ラーメン、塩ラーメン、油ソバなどがあり、チャーシュー飯などの御飯類もある。
何度か紹介しているラーメン屋なので、今更感は強いかもしれないが気になった点が少々・・・。
それは客の入り・・・。
昨日も先月も店に入ったのは正午過ぎ・・・以前なら平日でも待ちが必要な時間帯である。
それが、2回連続で店内はガ~ラガラ。 食べ終わるまで、以前のように客が入る事は無かった。
たまたまであり、一過性の事かもしれない。 しかし、少なくとも以前には無かった光景である。

この店のベース味が謳い文句の醤油ラーメンと塩ラーメン・・・一杯@800円!
これが一番安価な部類のラーメンであるが、白御飯とセットで注文したら通常は1000円となる。
ラーメンライス@1000円! これが高いか安いかは、ラーメンに対する個人の価値観の問題であろう。
しかし、客の入りを見る限り、高い美味いの紺屋スタイルは、ここに来て受け入れられてはいないようだ。
消費者は安くて良いもの(美味しもの)を常に探求している。
その中にあって、高いけど美味い! の高級ラーメン的なスタイルが何時まで続くのであろうか・・・。
これから先、紺屋には妙な楽しみが増えてしまった。


行くに行かれず・・・
母の里
小学生の頃、夏休みになれば釣りに海水浴にと長期間、祖母の世話になっていた。
家から海まで、徒歩3分・・・yukimaru 少年時代の海の家である。

思えばクロを初めて釣ったのがこの波止・・・写真右側の湾内であった。
「黒い変な魚が釣れた!」 大騒ぎで祖母を呼びに帰った覚えがある。
祖母は「 ”クロヤ~” だぁ~な~(笑)」 っと笑って教えてくれた。
この里では当時、クロの事と”クロヤー”と呼んでいた。
その頃はオキアミがメジャーになる前の時代・・・粗末な竹竿にゴカイで釣ったと記憶しているが、この魚が将来、磯釣り対象魚のスーパースターになろうとは当時知る由もない。
食べても美味しい魚ではなく、やたらと磯の香りの強い魚であった。
また、キスの投げ釣りを覚えたのもここ。
今で言う2ピースの短い竿にインスプールのリールで近所のおじいさんに引き釣りなるものを教わった。
砂浜に行けば数が釣れ、波止から沖のシモリ際を狙えば肘下級と魚影が濃く、海水浴に行く前の短時間で、かなりの釣果があったものである。
そんな思い出の多い母の里であるが、今は海水浴場である砂浜はハングル文字の書かれたプラ系のゴミで溢れかえり、キスの好ポイントであった場所は砂の流失を防ぐため、テトラポットが置かれている。
沖に浮かぶ鞍島には見事な松が3本生えていたが、今や枯れ果ててしまい昔の面影はない。
時代の流れに伴って、どんどん変化している母の里。
オキアミによって変わったとされるクロの味・・・そんな変化なら歓迎できるのだが、思い出の場所だけに昔の美しかった形が失われていく様を見るのは、たいへん寂しいものであるねぇ。
かろうじて次女までが覚えている祖母・・・ 「海の大きい婆ちゃん!」 っと呼んでいた。
記憶は失われていくものである。 しかし、美しかった形を娘達に伝えながら、心に留めていきたいと思う。


磯の環境破壊
まいった・・・十把一絡げにバッサリである。
魚釣りを嗜む人は大なり小なりその環境を破壊しているだろうし、・・・にゴミが多いのも事実。
しかし、・・・に行く釣り師全てを諸悪の根源のように言われるのは心外である。
釣りをしない人に言われるなら、甘んじてその言葉は受けよう。
しかし、同じ釣りを嗜む人に上辺だけをなぞられて、そこまで酷い言葉で言われたくはない。

ここ男女群島も昭和50年代の半ばから釣り人の残すゴミが目立つようになったとの事。
「地の平瀬」などは、テント、寝袋、バーベキューセット等信じられない物までが捨ててある。
回収する気も萎えてしまう粗大ゴミの放置が男女群島の現実なのである。
しかし、男女群島に釣行する全ての釣り人が磯の環境を最悪にするのではなく、ある一部の非常識な人によって起こされる事であり、それは常にモラルを含めて改善されなければならない事である。
以前、ハリスの切れ端の回収について書いたことがあり、簡単に持ち帰れる工夫が必要だと論じたのだが、ある釣り師は腰にペットボトルをぶら下げ、小さなゴミやタバコの吸殻を積極的に回収されていた。
これは、何気にしていたポイ捨てを改め、小さなゴミも持ち帰れる工夫をされた積極的な改善だと思う。
非難するのは簡単であるが、非難する前に自分も襟を正す積極的な姿勢も必要なのではなかろうか。


気になるコブダイ
朱の発色が良いメスのコブちゃんで大きさは50cm弱・・・@2580円!
山口産(柳井)と書いてあったので、瀬戸内海で捕れたものであろう。
そして、コブちゃんの隣には30cmくらいのチヌが陳列してあり、こちらは@290円の値札が付いていた。
どちらも瀬戸内海産である。
一般に瀬戸内海で捕れた魚と日本海で捕れた同じ魚を食べ比べた場合、瀬戸内海産に軍配が上がる事が多い。 (好みもあるので一概には言えないが、メバル等は顕著)
これは、栄養価の高いプランクトンの食物連鎖によるものらしい。
また、日本海においても沖で捕れた魚よりも地回りで獲れた魚の方が美味しいと言われる。
これもプランクトンの成せる業との事。
今までたくさんの魚を食したが、2月期に八〇ケ瀬の船釣りで釣れたマダイ・・・これが不味かった。
このマダイの特徴は、頭左で正面から見ると形良かれの見事なマダイ!
しかし、背びれ方向側・・・つまり上から見るとペッタンコに薄いのである。(ヤセマダイ?)
流速の速い場所にあってはプランクトンが留まらず、それを栄養とする小生物も少ないのであろう。
つまり、栄養失調・・・。(笑)
それを考えると流速があってもプランクトンが豊富である瀬戸内海の魚は美味しいというのは頷ける。
あの@2580円のコブダイ・・・どんな味だったんだろう。 今更ながら気になるなぁ。

