下五島釣行 2日目

午前6時、渡船「せいわ」さんのお世話になりサザエ島の周辺に行く事に。・・・で、Kawaさんとペアを組んで乗ったのはサザエ島の「平島」という独立磯でした。

回り込んでくる北西の強風が容赦なく吹き付けるので、釣り座を選ぶにも難アリの状況でしたが、名手Kawaさんはサラシの潜り潮を上手く利用して順調に良型のクチブトをGet!

根性無しのyukimaruは背中から風を受ける釣り座に立ちますが、潮がハッキリとしないのに加えて強烈な「バカ波」が時々襲ってくるので、ナカナカやおーいきません。 (´Д`;)/ヽァ・・・

あっちに立ったりこっちに立ったり・・・何度かバッカンを持って行かれそうになりましたが、波の合間を見て白子タラタラの本命Get!


イサキこそ出ませんでしたが、プリプリとよく肥えたクチブトがほど良く遊んでくれました。
五島列島は上も下も最高のフィールドですね。

男女群島再々遠征 Vol.2

久々の獲物となったのは40は超えたクチブト君。 狙いは巨なオナガだけにテンション落ちは否めませんが、日付を越えての嬉しい1尾となりました。 この時間帯にクチブトが食ってきた...拙い経験則ですが、これではオナガの期待度は激低。落ちていたテンションを上げようと頑張ってはみましたが、我が経験則はアタリのようで次に食ってきたのもクチブト君でした。
重くて頑丈一番の鬼タックル・・・ここ一番ではすっごく頼りになりますが、食ってきたウオを考えると、けっして有効ではありません。 なので、少し時間は早いのですが、昼用のタックルに持ち代える事にしました。 鬼タックルを竿袋に仕舞いこみ、代わりにアテンダーの2号を取り出して3号の道糸を巻いたリールをセットします。 潮と風を考えて選んだナマリはB程度・・・3号のハリスを道糸に直結してまだ微妙に暗い海に放り込みます。ウキがなんとか視認できる程度の明るさに不安を覚えましたが、心配は無用で道糸をゴンゴンと引っ張る竿引きのアタリを捕捉。 アテンダーの胴を綺麗に曲げてくれたのは良形といえるメタボなクチブトでした。

夜が不調ならば昼で挽回・・・。 数年前までは海の状況が掴めない夜釣りが面白くなくて、昼の釣りばかりを楽しんでいた自分を思い起こします。 その時の経験が良かったのかどうかは定かではありませんが、朝のゴールデンタイムに1091モードが発動! ヘリオスの朝の見回り時刻を迎える頃には、ドンゴロスの膨らみはけっこうなモノになっていました。

「何処も釣れとらんバイ! 釣れるならここにおったがヨカよ~。」 ・・・っと南船長。
最近は動かない事を良しとする (面倒くさいとも言うが・・・) ので、高島師匠と相談の結果、居残り決定! 朝のゴールデンタイムの喰いを信じて「二重奥」での釣りを続行することにしました。
居残りを決定した途端に食いが悪くなる...よくあるパターンですが、今回はそれはナッシング。 早朝ほどの喰い込みの良さはありませんでしたが、適度に喰い渋ってくれる楽しい釣りに変化。 ポツリポツリ・・・しかし、確実にドンゴロスの膨らみは大きくなっていきました。
午前11時40分、ブラックヘリオスの見回りタイム! スタンディングに近いドンゴロスの釣果をクーラーに預けて、代わりに焼き肉セットを磯に下します。 今回、高島師匠が用意してくれたのは高級牛タンセット!レモン汁に岩塩を合わせていただくとこれはもう至福の極み・・・。 V(`∇´)V
野菜もしっかりと摂り、スタミナの補給が完了したところで、再び昼の釣りを楽しみました。

昨夜からずっと吹き続けていた北西風ですが、お昼を回った頃から良い凪に・・・。 格段に釣り易くなったので、B負荷程度の仕掛けを更に軽くしてみる事に・・・。 概ねG2程度の重さを選び、タナを少し深めに設定して放り込んでみます。 すると、仕掛けが馴染んだ途端、ウキを引っ手繰って行ったのは40Upのオナガ君。 嬉しい昼オナガの捕獲劇とあいなりなりました。

クチブト、オナガ・・・っと喰い渋りを含めた楽しい釣りは続きましたが、夕刻の見回り時刻を迎える事に。釣果をクーラーに納めて美味しいお弁当を受け取ります。
「朝4時頃にきます・・・」 通常、夕刻の見回りの船を見送ったら夜釣りの準備となるのですが、今回はどうにも夜釣りは期待薄・・・少しでも数を伸ばすため、昼タックルで見えるギリギリまで頑張る事にしました。 するとその手が良かったのか、潮の塩梅かは解りませんが、良型のクチブト君が連続でHit! ウキが視認できない暗さになるまでに、けっこうな数のクロをドンゴロスに入れる事ができました。 V(`∇´)V

夜の帳が降り始めたのを契機に夕食の献立である「おでん定食」をいただきます。 そして、食べ終えたところで鬼タックルを持っての夜釣り開幕! しかし、昨夜のパターンと同じくで腹の皮突っ張れば・・・・・になってしまい敢え無く集中力はプッツン。 「どうせオナガは喰わんぢゃろっ」 ・・・っと勝手に決めつけて寝袋に入る事にしました。 既にメインクーラーは満杯なので余裕をこいて目覚ましもセットせずにZZzz・・・。 目が覚めたのは午前3時過ぎの事でした。
身支度を整えて夜釣りを再開。 しかし、喰ってくるのはハタンポに金魚の一族でオナガらしきアタリはありません。 「何で喰わんのぢゃろ?」 高島師匠とブツブツ話しているとブラックヘリオスがやってきました。 昨夕の釣果を預けて美味しい朝食弁当を受け取ります・・・。
「9時半回収ね~!」 ヘリオスを見送り釣り座に戻りますが、どうにもしっくりと来ないので、船からの配給弁当をいただく事にしました。 景気づけに月桂冠をキュっと飲りながら、高島師匠と「あーだ・こーだ」の釣り談義。 そのうちに夜も白々と明けてきたので、鬼タックルをロッドケースに仕舞い込み、昨夕から出しっ放しの昼タックルを持つ事に・・・。 昨日の釣れ具合を考えると、今からでもスタンディングドンゴロスは十分に可能。 そんな取らぬタヌキ的な事を考えながらライトタックルでの釣り開始となったのですが、やはり取らぬタヌキは取らぬタヌキ。 1091を想定していた海の状態は1日でガラリと変わり、喰い渋り絶好調の状態になっていました。
ここは男女か? そんな感じの釣りが続きましたが、手を替え品を替えて口を本気で使わないクロを探索します。 ナマリをいじり、ハリスを換えて打開策を探りますが、午前8時40分、マキエ完売にて納竿・・・。 結局、釣れはしたものの、スタンディングドンゴロスには遠い結果となりました。

今回の遠征、型を見る事叶わず・・・・・。 結果45枚の数釣り遠征となりました。
向こう任せの魚釣り・・・・・型を望むって難しいですね。 (´Д`;)/ヽァ・・・


男女群島再々遠征!
予約していたエサの代金を支払って店内を物色していると、前田キャプテンを発見。
「今日はヘラクレスですかいのぅ?」 前田キャプテンに尋ねたら、南船長操船のブラックヘリオスとの事。 ヘリオスには久しぶりの乗船となる訳ですが、そのヘリオスに荷物の積み込みが開始されたのは、午前11時30分の事でした。

今回も人数が揃い次第、出港するとの事なので、皆さん、荷物の積み込みにも気合い十分。早ければ得!・・・っとばかりに皆で協力して暴走モードで積み込みます。そして、12時40分、20名余りの荷物を積み込んだブラックヘリオスは1860馬力の咆哮を響かせながら田平港を出港!一路、男女群島を目指しました。

シケ後の余波があったにも関わらず、ブラックヘリオスは3時間20分の航海で男女群島は男島に到着。 けっこうな強さで吹いている北西風を受けながら「ノコギリ」付近から瀬着けを開始・・・「真浦」、「奥の院」、「シケシラズ」と釣り人を下していきますが、早朝に出港したブラックサムソンとブラックカイザーがけっこうな人数を下しているので、有名どころの磯は全てアウト。 結局、上礁順は最後になり女島の「二重奥」に下りる事になりました。

2度目の上礁となる「二重奥」近辺ですが、シマアジが喰ってきたくらいで、あまり良い思い出はありません。また、南風ウネリの後にも関わらず磯が汚れているので、先発隊の瀬替り直後・・・。
「喰ってれば替わらんよなぁ (´Д`;)/ヽァ・・・。」
そんな事を考えているとテンションは徐々に下がっていきました。

時刻は17時30分を少し回ったところ・・・。 まだ辺りは明るいのですが、最近の傾向である 「夜しか喰わない男女群島」のセオリーに従って、強靭なタックルを手に取ります。 シモリが点在する位置をよーく確認して第一投! マキエをドバドバと撒いて潮に任せてアタリを待ちます・・・・。

潮は「二重鼻」方向への横流れ。 かなり釣り辛い感じの潮塩梅でしたが、意外にもアタリはすぐにありました。 しかし、これがイケません・・・。 (´Д`;)/ヽァ・・・

まだ明るいからでしょうか、喰ってきたのは極彩色のウオに剛力無双のサンノジ君・・・。
暗くなるまでの我慢・・・と心に言い聞かせて釣りを続けます。 しかし、辺りが暗くなっても本命からのシャンとしたアタリを見る事はできませんでした。 アタリの無い夜釣りはとても疲れ、妖しく光るケミホタルの光は睡眠モードへと誘ってくれます。 集中力を保つために夜食を摂って釣り座に戻りますが、その一瞬は戻った集中力も腹の皮突っ張ればナンとやら・・・。 諸刃の剣とはよく言ったもので、その強烈な眠気たるや我慢する事叶わず・・・。 結局、45cmクラスのオナガを1枚確保しただけで、シートを被って仮眠モードに入る事に。 その頃、ポツポツと降り出した雨ですが、それさえも気にならない程の睡魔襲来。 ふと寒さで目が覚めたのは、2時間余り経過した午前3時30分の事でした。

男女群島再々遠征!
男女群島(再)遠征 その2
「1091」を想像して、スプールから仕掛けを送る指にも力が入りますが、何故か残った下げ潮の中にアタリはありません・・・。 そして、上げの潮に転じる事になったのですが、これがナカナカ・・・。 「大ザメ」は上げ潮が大の苦手。裏手に行けば釣りにはなりますが、時折、波を被るので暗い今は行く気になれません。仕方がないので、低場からウキを潮上に放っては、高場に上がって「小ザメ」方向に仕掛けを流す面倒な釣りを続けていると、「小ザメ」の横にて、何やら妙な重さをキャッチ! 合わせをくれてもただ重たいだけで全く引かないため、てっきり「流れ藻」系のゴミかと思っていたら、ナント!足元まできてガゴンガゴンと大暴れ・・・。

訳が分からんウオにかなり戸惑いましたが、昨年、新調した 「がまかつ 我夢者5号50」 のパワーを信じて、「うおおぉぉりゃぁ~!」 の気合い一閃ゴボウ抜き! 空中を飛ぶウオ・・・そして、波打ち際付近でビトンビトンと跳ね回るウオの魚体は遠目にも良型に見えました。 その有様を高島師匠が見ていてのか、メジャーを持って駆けつけてくれ 「60無いのぅ」 ・・・とボソリ。
高島師匠の検寸58cm。 嬉しいけども、訳が分からんデカバン捕獲劇となりました。

結局、「大ザメ」らしきオナガは訳の分からん1枚のみで無事、終了・・・。 ブラックカイザーにドンゴロス1杯分の釣果を預け、昼釣りの開幕となりました。 いつもなら「サメ瀬」と言えど、鬼タックルをロッドケースに仕舞い込んで、昼釣り用のライトタックルを取り出すのですが、今の海の状況は相変わらずのウネリ大。ヘタにタモなど出そうものなら、横波を喰らって折れてしまいそうなので、鳥島は中岩の高台並のブリ上げモードを選択。 「我夢者5号50」と道糸はそのままに、ハリスのみ5号に落として釣りを再開しました。

さすがにド・本流の流れる「サメ瀬」!サシエが残って仕掛けが潮の中に入れば、道糸が太かろうがハリスが太かろうが、本流の住人はガンガン喰ってきました。 不眠に加えて急傾斜の上り下りで集中力も体力も途切れがちにはなりますが、下げ潮で必至こいて釣り、上げ潮で休憩・・・そんな片潮の釣りをしていると、その甲斐あってか、ドンゴロスの膨らみは次第に増していきました。

午後4時、時間のとおりに流れない潮に疑念を抱いていると、ブラックカイザーが轟音と共に来航。 釣果をクーラーに納めて美味しいお弁当を受け取りブラックカイザーを見送ります。 今は下げ潮の時間帯のハズなのですが、潮は何故だか上げ模様・・・。 まだ夕食には早い時間ですが、いつしか来るであろう下げの潮に集中するため、ゴージャスな(?)夕食を摂る事にしました。持ってきた食材を炒めるだけの簡単な料理ですが、海や磯の大自然を調味料にできるので、その雰囲気と旨さは格別。 高島師匠と 「あーだ・こーだ」 と喋りながら磯での食事を楽しみました。 そして、お腹が満たされ、夜の帳が降り始めたところで、ハリスを5号から8号に交換・・・ケミホタルに光を入れて夜釣りの火ぶたを切って落としました。

腹ごしらえをして準備万端で臨んだ最終日の夜釣り・・・期待度は激高だったのですが、キッチリと定まらない潮の流れに加えて、大量に流れてくる藻に悩まされる事になりました。特にタチが悪いのは潮に乗って流れてくる大量の藻・・・夜なのでかわす事もできず、気付いた時には仕掛けに絡んでエライ事に。 そんなストレスチックなヤレン状態が続きましたが、流石はスーパーステージと言うべきか、ポツリポツリと忘れた頃にはオナガが喰ってきました。 そのポツリポツリを何とか連荘モードにしようとタナを変えて探りますが、定まらない潮の影響があるのかどうか、喰ってくるタナの上下動が激し過ぎて的を絞ろうにも絞らせてくれません・・・・・。 (´Д`;)/ヽァ・・・
結局、これぞ「大ザメ」ぢゃ! ・・・っていうアタリも獲物も取る事叶わず、朝の見回り時刻を迎える事になりました。
さて、今回の遠征で34時間余り滞在した「大サメ瀬」。 このスーパーステージには、けっこうな回数乗りましたが、今回のような難しい「大サメ」は初めての経験でした。 今は色々と試してみたい策が浮かんできたので、次回があればその策を試してみたいと思います。

男女群島(再)遠征 その1

今回の船は前回の航海と同じく山見船長操船のブラックカイザー!男女群島に一番多く出船すると言われる船だけに、私の乗った回数もかなりもモノで、統計までは取ってませんが、5回に4回はブラックカイザーのような気がします・・・。 w( ▼o▼ )w カナリノッテルゼ!
そんなブラックカイザーに荷物の積み込みが始まったのは正午過ぎ。次々と港に入る車を横目に見ながら、山見船長と前田船長の指揮の元、皆で協力して荷物を積み込みます。そして、最後に韓国グループの団体さんを積み込んで13時10分、通常より50分早く出港の運びとなりました。

船尾のベッドで惰眠を貪る事、4時間弱・・・男女群島は男島に到着。東岸の磯を舐めるように進んで、八女の辺りから瀬着けを開始しました。八女、シケシラズ、吉田と釣り人を下しなが徐々に南下。「二重奥」に2名の釣り人を下したところで山見船長から声が掛かりました。
「yukimaruさ~ん やっと乗せれるチャンスの来たバイね~!」
「二重」から先にあるヨカ磯と聞かれれば答えは一つ。「小ザメ瀬」「大ザメ瀬」の二つの瀬から形成された男女群島の中でも別格と称されるスーパーステージ・・・「サメ瀬」!
ブラックカイザーは速力を上げながら白波を被っている 「沖の赤瀬」 を通過。沖にポツンと見てとれる孤高の岩礁を目指します。さぁ、どっちのサメに乗れるのか・・・!? シケ後だけに期待度激高でしたが、「小ザメ瀬」には香港チームが既に上礁。 (´Д`;)ハァ・・・ガックリコン
我々は「大ザメ瀬」に乗ることになりました。

ここ「大ザメ瀬」は引き潮の名礁。遮るモノの無い引きの潮がゴンゴンと沖に流れ「大ザメ瀬」のほとんどの釣り座から本流釣りが楽しめます。反面、上げの潮は「小ザメ瀬」方向に潮が流れるため、仕掛けを流し続けるには「小ザメ瀬」が邪魔になり、けっして釣り易い潮とは言えません。故に帆立岩に代表する片潮の釣り場とも言えますが、そこは男女群島の別格と称されるスーパーステージ・・・日中でも60を超えるデカバンが本流や磯際に潜んでいて型、数共に期待が持てます。
そんな「大ザメ瀬」に乗った時刻が18時過ぎ。下げ止りに近い時間帯でしたが、少しでも引きの潮に仕掛けが流したいので、荷物の管理もそこそこに夜釣り用、鬼タックルの準備に掛かりました。
・ がまかつ 我夢者5号50 シマノ レマーレ8000D
・ 道糸8号(ブラック) ハリス8号(ブラック) ハリ (夜釣り王6号)
・ ウキ(キザクラ1号負荷) ガン玉B
・ マキエ(オキアミ生9Kg アカアミ4Kg) サシエ (生オキアミLL)

男女群島二泊三日の旅! その3
そうして迎えた午前4時・・・ブラックカイザーが轟音と共に来航!!
「yukimaruさ~ん ヘラクレスが朝出しで来よるけん、二泊三日できるバイ!」
夜釣りの釣果は最悪ですが、二泊三日釣行決定の嬉しい一言を残してくれました。

ここで普通なら、「よーし!頑張るぞっ!」 ・・・となるハズですが、逆に日程に余裕ができたので、先ずは体力の温存!(笑) yukimaruは寝袋を持って高台のベッドに上がる事にしました。 そして、雪の降る中、暖かい寝袋の中に潜り込んでミノムシに・・・・・。 Zzzzz


「おーい! よー喰うでぇ・・・・・!」
高島師匠に起こされたのが午前8時過ぎ・・・。 寝ぼけ眼で我が陣地に戻ります。
タックルを換えるのも面倒だったので、我夢者+8号ハリスで釣り再開。 すると、よほどクチブトの魚影が濃いのか、こんな鬼タックルに良型のクチブトが飛び付いてきました。

そんな、鬼タックルで「クチブト虐待」とも言えるような釣りを続けていたのですが、豪竿の副作用であるズッシリとした重さが腕に響いてきたので、昼用のライトタックルに換える事にしました。

・ アテンダー2号53 トーナメント2500LBD
・ オ・シ・ャ・レ2.5号 ブラックストリーム2.5号
・ 松飛 BB-4B (直結部4B ハリスBB)
・ オナガ速攻8号 タナ2ヒロ半~3ヒロ半
・ オキアミ生+アミ+V9 加工生オキアミ
こんな感じの仕掛けで昼釣りを順調にこなして・・・。 V(`∇´)V

午後4時・・・ブラックカイザーに替わってブラックヘラクレスが来航!
釣果をクーラーボックスに収めると、昼釣りの釣果だけでほぼクーラーは満杯になりました。 ここで居座りか瀬替えかのジャッジとなるのですが、この「中山のタンポ奥」に撒いたエサは2人で約36Kg! 普通に考えるとマキエが効いたこのワンドでの夜の釣りは十二分に期待が持てます・・・。 また、前田キャプテンも磯替りを勧めないので、良い磯は無いとの判断から今夜もこの磯に居座り決定! 夜のお弁当を受け取ってヘラクレスを見送りました。

男女群島最後の晩餐・・・持ってきた食材、全部使っての力作を喰らって栄養を補給! これから始まる最後の夜の戦いに備えます。 高島師匠が先端側に自分がワンド側に釣り座を構え、夜釣りを開始。 ・・・しかし、仕掛けを打ち返せど・打ち返せど、らしきアタリは無く時間だけが過ぎる事に。 今までの最大寸は「中の瀬」で捕えた53cm。 とても満足できる結果にはなってないので、集中力を切らさずに釣りを続けますが、マンネリ化してきた釣りを打開する術はなく、次第に集中力も散漫になってきました。 結局、粘りに粘ってはみたものの、夜のクチブト3枚にてブラックヘラクレスの朝の見回り時刻になってしまいました。
「yukimaruさ~ん 回収は10時半過ぎ頃になりま~す。」
後は昼釣りに掛ける事になりますが、昨日の昼釣りの釣果の事を考えると、食糧保管用のクーラーを満タンにするのにはそんなに難しい事ではありません。 夜の鬼タックルをロッドケースに納め、昨日の昼タックルの仕掛けのままに釣りを開始します。 潮の塩梅は違いますが、昨日、好調だったポイントを丁寧に探ります・・・が、何故だかアタリはナッシング。 そして、時間の経過に比例してどんどん増えるグルクン軍団の洗礼を受けることになりました。 (゜◇゜)ガーン
足の速いグルクン軍団・・・あっちこっち作戦を敢行して打開策を探りますが、グルクン軍団に加わった援軍「ババタレ」団が大軍を擁して加勢に加わり、我が手を全て封じてくれます・・・。
過去の経験による引き出しはあったのですが、その引き出しを開ける前に体力と気力がプッツン・・・。辛抱の心の棒がポッキンと音を立てて折れ、竿を畳む事を選んでしまいました。

型狙いで臨んだ今回の男女遠征ですが、結局、数型ともに奮わず・・・。 平均サイズは例年より大き目でしたが、なんとも不満足な結果となりました。 しかし、釣果だけでは語れない男女群島遠征。 気の合う友人とアウトドアレジャーを楽しむという意味では本来の目的は達したと思います。 釣果はアウトドアレジャーの付録・・・そう考えれば有意義かもしれませんね。
リベンジという文言は封・印・・・・・。(笑) V(`∇´)V

男女群島二泊三日の旅! その2

海がシケようが気持ちが萎えようが、釣りに来ているのだから釣りを続けないわけにはいきません。大ウネリの合間をみて仕掛けを流していく面倒な釣りをしていると、その有様を見ていたのか、目の前のワンドに停泊していたカイザーが来てくれました。
「yukimaruさ~ん 替りましょう! ウネリの酷過ぎるバイ!」
そそくさと荷物を纏めてブラックカイザーに乗り込みます。 結局、焼き肉をするためだけに乗った「二重鼻」ですが、冬場の今時期は競争率が激しくて、そうそう乗れるものではありません。そんな一級磯ですから、勿体ないような思いは否めませんでしたが、船長命令は絶対・・・気持ちを切り換えて次の磯に向かいました。
そして、山見船長が我々の次の磯へと選んでくれたのは 「中山のタンポ奥」。
2011年2月に「中山のタンポ」に乗った事がありますが、今回はその名のとおり、その中山のタンポのすぐ奥の磯でワンドの奥まった所にあるので、吹きまくっている20mの爆風も当たらず、今までの状況を考えると天国的な磯でした。

「ここはエエのぅ~・・・・・・極楽ぢゃ~ 。」
風裏に超・ご機嫌の高島師匠は磯の下見もロクにせず高台に陣取って昼釣りを開始!

そして、一投目から良型のクチブトを釣り上げました・・・。 w( ▼o▼ )w オオォォ ヤルノゥ
ビールを片手に高島師匠の釣りを見ていた自分ですが、こんな展開になるとユックリくつろいではいられません。 愛竿のマスターモデルを手に取り仕掛けを打ち返します・・・。 すると、クチブトがタンポにストックされているのか、自分にも一投目から良型のクチブト君が喰ってきてくれました。

・・・・・これはアタリ磯かも!? V(`∇´)V
たま~にババを垂れる外道も喰ってはきますが、ほとんどが40Upのクチブト君。 出遅れた感の強い中日の昼釣りでしたが、ここに来てようやく男女らしい昼釣りを堪能する事になりました。

男女群島二泊三日の旅!
「今回は暴風雨バイ! 16mって言いよるばってん、20mはいくっちゃなかろうか・・・。」
「キャ~ッ・・・・・」 ・・・って言いたくなるような天候ですが、ここまで来てキャンセルする訳には行きません。 覚悟を決め、運を天に託して出港の運びとなりました。
17時頃男女群島に到着しましたが、現在は凪・・・しかし、「吹く」という予報から東磯は確定で、東岸沿いを女島まで回ってみますが、良さげな有名磯は日帰り便のお客さんや前日からのお客さんで満員御礼! ・・・なので再び男島まで戻り、初日に乗ったのが画像の「中の瀬奥」という磯でした。 初の上礁となりましたが、足場も良くナカナカ良さげな感じ。

早速、お神酒を献上して夜釣りをスタート・・・。 ヤル気満々での夜釣りでしたが、エサトリに翻弄されてナカナカ上手くはいきません。そのうちに昼の疲れも手伝ってか睡魔が間断なく襲来! しかし、夜半からポツポツと降り出した雨のおかげで寝るにも難儀。 座っての仮眠・・・そして釣り開始という循環をこなしているうちにオナガ数匹、クチブト数匹で夜釣りは終了・・・辺りが明るくなったのを頃合いに昼釣りの開幕となりました。 タックルを換えてクチブト相手に昼釣りを楽しんでいたら、見回り時間前にブラックカイザーが来磯!
開口一番・・・・ 「yukimaruさ~ん 20m吹きよるバイ!」
水道からウネリが入って来ているので、安全を考えて磯を替えるとの事・・・。 居座るつもりだったので、「あらまぁ~!」 ・・・っという感じでしたが、船長の命令は絶対。 荷物を纏めてブラックカイザーに乗り磯の探訪となりました。 南下しながら女島に向かいますが、「中の瀬」では感じなかった風が凄い勢いで吹いており、ふつうは平穏な「大敷網の北側」でさえバッチャン・バッチャンと波カブリ状態。 「何処に行くんぢゃろ?」 っと思っていたらブラックカイザーは「地の平瀬」を回り込み、女島の水道2番にとホースヘッドを合わせます。が、水道の隙間から吹き付けるアホみたいな爆風に船体が流されて瀬着けが不可! 結局、更に南下して二重鼻に乗ることになりました。

ここでは昼の焼き肉をする予定・・・。 しかし、「下の赤瀬」や「針子のハナレ」は水没するかの如くの大シケ状態で、「二重鼻」の西側の釣り座は全く使えません。 焼き肉はイイとしても、その後は釣りになるんぢゃろか?・・・かなり大きな不安を残しての磯替りとあいなりました。
