下五島への旅 2日目
なので客が押し寄せ、都丸は3便まで出るそうな...... (´Д`;)/
午前4時、お世話になった民宿「旅の宿」を出て、荒川温泉を目指します。
約40分で荒川港に到着。寒いのぅ....と呟きながらゴソゴソと車から出て準備を開始。
都丸が帰ってきたところで、船に乗り込みました。

今日のパートナーはnaoさん。
都丸は凪の海をズンズンと進みながらお客を磯に下ろしていきます。
船のキャビンで船長と話していたnaoさんがデッキに出てきて.......
「次、行きますよ~」
まだ辺りが暗い中、都丸がホースヘッドを押し付けたのは偶然にも.....
【昨年の遠征初日】に乗った磯でした。

明るくなったのを頃合に仕掛けの準備にかかります。
時折、東から吹き付ける風が気になったので、仕掛けの重さは昨日と同じ。ライン号数だけを上げて昨日と同じパターンで組立ててみました。
1投目.....怪しいウキの変化が気になり竿を起こすと、ウオの重さが竿に乗ってきました。
ガゴンガゴンと妙な引きを見せるウオ......頭に?を浮かべながらのヤリトリとなりましたが、浮いた魚体はなんとチヌ!外海だけに銀鱗眩しい綺麗な固体でした。

忘れた頃に食ってくるのですが、ほとんどが足の裏サイズ。釣ってはリリースの繰り返しでなかなかキープサイズが食ってくれません。潮変わりを待つしかないのか.....そう思いながらマキエを打つ位置、仕掛けを入れるタイミングを変えて探っていると、やっとこさ30cm後半のクロが食ってきてくれました。

タイミングを変えて釣った1尾.....なので確実に次に繋がる訳ではありません。
小型に悩まされながら....エサ取りに悩まされながら釣りを続けます。

上げから下げに変わった時間帯。
今遠征一のクチブトが竿を曲げてくれました。
痩せた個体ですが、40をチョイとオーバーのクチブト君!

良型Getに潮変わりからの展開を期待しましたが、下げ潮が進む程に魚の活性も下げてきたようでサシエも取られない状況に。冷水塊でも入ったのか、綺麗な形で返ってくるサシエが冷たく、ウオの活性の低さを連想させます。これではヤレン.....ハリの号数を落とし再探索。続いてハリスの号数も落としてみましたが、状況の打開には至りませんでした。

結局、下げに勢いの出た11時頃から、まともなアタリ無し...... (;´д`)トホホ…
一瞬で変わる海の厳しさを感じた遠征となりました。
今思えば繰り出せる手段もあったような......そう思わせる事が次への活力へとなるのでしょうね。
次回、それを忘れずに実践したいと思います。

下五島...大瀬崎
「最近、更新してないねぇ~」 ....って
ヘラクレスの船上で指摘を受けたのは何故か高島師匠.....?(笑)
彼の顔は物書きに見えるのだろうか.....不思議な疑問が湧いてまいりました。
しかしながら、道楽三昧への指摘は指摘。
今更ですが、年末からの釣行を掘り起こしてみます....。

平成30年12月、五島列島遠征部隊に混ぜてもらい、下五島は大瀬崎に釣行しました。
天候が許してくれないと乗れない大瀬崎ですので期待はアゲアゲ.....期待度激高での釣りとなりましたが、早々に食ってきたのは巨大なアオブダイでした....(´Д`;)

肝心の本命はほとんどがリリースサイズ.....。
結局、釣ってはリリースを繰り返し、干物用に数匹を持ち帰る事になりました。

その夜は福江にある素泊まりの宿でいつもの宴会パーティ!
次の日も大瀬崎の予定でしたが、シケ模様なので福江島周りの磯へ渡ることになりました。
お世話になったのは渡船「せいわ」さん...今は黄島のコウジ君が船長をしています。
さてさてどこ行くか.....となるわけですが、当日はシマノのVIPが来ておられ、芝原さんや平和さんがそのお守り役。当然、そのおれきれきが先に磯を選ばれた訳ですが、シマノが誇る底物師、橋本さんのご尽力で立島に行くことになりました。


初めての磯なので期待ワクワクで釣り開始....一投目から本命が竿を曲げてくれる事を期待しましたが、食ってきたのはナント、イラ... (´Д`;)/ヽァ
今回はやたらと外道に好かれます..... (泣)
タナを換え仕掛けを換え....なんとか打開策をと頑張りますが、これが全く報われません。
挙句にはアゲインストの風ビュービューになってしまいました。
これでは上手く釣れません。なので、仲間と相談の結果、対岸の大立島に替わる事にしました。

これが功を奏して、本命がポツリポツリと姿を現してくれました。
大多数は干物サイズですが、この際、贅沢は言ってられません....(笑)


結局、干物サイズに明け暮れた釣行となりました。
持ち帰ったクロはほとんどを干物に......
寒気のおかげで良い塩梅の干物が出来上がりました..... ψ(`∇´)ψ ケケケッ


下五島 大瀬崎「黒バエ」
その副作用からか少し気怠い早朝の午前6時、昨日と同じく荒川の港から出港となりました。
まだ暗い中、都丸は玉之浦湾を出て大瀬崎方面を目指します。昨日まであった大きなウネリはすっかりと落ちて、素人目に見ても良さげな磯に乗れそうな感じでした。
本日、同礁してくれるのは若手のM君。
naoさんのお勧めにより、仲間内のトップで下りたのは「黒バエ」という磯でした。

「下げの潮が左に走りますから、左側に立って仕掛けを流してください~。」
船長のアドバイスを得て、私は足場の良い磯の中央に、M君は一番左側に釣り座を取りました。
先ずはマキエを打って潮の観察.....生、ボイル、赤アミに少しのV9を混ぜたマキエをドボンドボンと目の前の海に放り込みます。すると、マキエはユルユルと真下に沈降。時間的には下げ潮に入っているハズなんですが、少し遅れているのか....???
下げが走る=下げゴンゴン ⇒ 潮も重いハズ... V(`∇´)V
勝手にそう理解して昨日と同じG2負荷を選択。道糸、ハリスも昨日と同じ号数をセットして、「黒バエ」の海に放り込んでみました。狙いのタナは約3ヒロ、1ヒロの遊動が落ちてハリスが潮に馴染んだら、ジワリとウキが潜航する設定ですが、潮が軽いのか効いてないのか、仕掛けが上手く馴染んでくれません。アタリが取れないままでは話にならないので、直結部に打ったG2のナマリを外し、直結部とハリスにそれぞれG4を打ってハリスの張りを強くしてみました。すると、数投後、明らかに違う力でウキが海中にピューッ.....。間髪入れずに合わせをくれて戦闘開始。大きく竿を煽って相手の大きさを計ってみると、敵もビックリしたのか海中深くに突進・・・しかし、我が愛竿アテンダーの敵ではなく、その黒い体躯を海面に横たえる事になりました。

その後も小型主体ではありますが、クチブトのアタリはポツポツと拾う事ができ、退屈しない時を消化。しかし、待てど暮らせど「下げゴンゴン」の潮はやってきません。そればかりか、時間の経過と共に右に行ったり左に行ったりと不安定な状態に。東方向から吹いてくる風も次第に強くなってきたので、狙いのタナに入りきっていないと推定。打開策として仕掛けを重くしてみることにしました。ポケットをまさぐると、1.2g負荷のウキがあったので、それを採用…(笑)。直結部にBBのナマリを、ハリスの中間部にG2のナマリを打ってフラフラの潮の中に投入してみます。

我が期待を一心に受けたヘビーなウキはフラフラの潮に馴染んでシブシブに・・・。そして、ユラユラと妖しい残像を放ちながら、海中にゆっくりと潜行して行きます。そんな我が分身を偏向グラス越しに見守っていると、違う速度でスーッと海中深くに引き込まれていきました。待ってました!っとばかりに、大きく竿を起こして合わせを一撃。すると次の瞬間、今までの相手とは一段違う重い引きが返ってきました。海の底で抵抗する重量感ある引きは本命のそれ。今までとは違う重さに、けっこうな良型を確信・・・勝負する右腕にも力が入ります。しかし、ヤリトリの途中でクロとは違う妙な違和感が・・・。そして、一瞬チラリと見えた魚体色も何か変でした。頭に「?」を浮かべてのヤリトリでしたが、サラシの際からザバ~ンと浮いた魚体を見てビックリ! それは瀬戸内海で慣れ親しんだチヌさんでした...(笑)

よくよく考えれば玉之浦湾は巨チヌの宝庫。この近辺にチヌが居ても不思議ではありませんが、全く頭に無かったウオなので何となく肩すかしを喰らったような気がしました.....(笑)
チヌが喰ってきたので、この後の展開に変化在り・・・かと思いましたが、「黒バエ」の魚影は濃いようで、本命のクロは納竿時刻までポツポツと喰ってくれました。
13:00 納竿
結果、黒バエの尾長は不発。クチブトの数釣りで今回の大瀬崎釣行をを終える事になりました。
最後まで期待の下げ潮は走らず.....本流のライセンスを取得する事は叶わぬ事に....(笑)
次回は下げが走る時、再挑戦してみたいと思います。

この辺りの磯の摂理は一見の価値あり。
一番下の画像は嵯峨の島....。 丸銀が直行便で渡すそうですが、ここも凄い釣り場と聞きました。運を味方につけないとナカナカ来れるフィールドではありませんが、日頃の行いをキチンとして…(笑)、訪れたいと思います。


下五島 「立神大瀬」
渡船「都丸」さんのお世話になり、玉野浦町荒川を出港。湾外に出るとけっこうなウネリが残っていましたが、Kさん、T君、yukimaruの3名で大瀬崎は「立神大瀬」に乗る事ができました。

「シケているからワンド側でも釣れますよ~。」 離岸際に船長がマイクでアドバイス。
シケのため立てる場所が限られている中、私は足場の良いワンド側を譲っていただきました。

御神酒の代わりに缶ビールをプッシュン.....。
釣行の安全を祈念したところで、仕掛けの考察。準備していたマキエをボンボンと眼前の海に放り込んでみると、ナント超がつくくらいの当て潮状態。遠投して沖から足元までを釣るしか方法が無さげなので、取り敢えずで選んだのはG2負荷。ブラック2.5号通し、タナを3ヒロに設定した仕掛けを群青の海に放り込んでみました。

リールのハンドルをゆっくりと回し、不要になった道糸を回収しながらウキの動向を見守ります。
何とも釣りにくいアテ潮ではありますが、予想に反してアタリは意外に早くありました。
それらしいような引きで上がってきたのは、定番外道のサンノジ君.....。
タナが深いのか.....?

アテ潮、サンノジ対策として、タナを2ヒロに上げて釣りを続けます。
ほぼ固定仕掛けなのでアテ潮でも仕掛けが張り易く、ナカナカ良い感じ....。不安要素は浅いタナまで食い上がって来るウオが居るかどうかですが、これまた早い段階で心配無用となりました。

17時30分、納竿。
アテ潮ゆえに合わせが遅れてチモトからブチ切られる事、2回....。
訳の解らん強烈な締め込みに心が負けてブチ切られる事、1回....。
「立神大瀬」の厳しい洗礼を受ける事になりましたが、尾長2枚を何とかキープ。
初めての大瀬崎を楽しむ事ができました。

港に帰り、近くにある荒川温泉のゲキアツ湯で長旅&釣りの疲れを癒します.....。
風呂の後は福江に帰って楽しい宴会♪ その宴が盛り上がったのは言うまでもありません。
