男女群島再遠征 VOL2
普通なら3号ハリス程度で始めるのですが、ここは「サメ瀬」。
・ がまかつ マスターモデル尾長HH
・ ダイワ SH3000LBD
・ 道糸 サンラインオシャレ5号 ハリス サンラインブラック5号
・ ハリ 尾長速攻・くわせ 8号
・ ウキ 1.2g負荷相当
・ タナ 3ヒロ~
前回の「SOSハナレ」と同じタックルを組んで仕掛けを放り込みます。
いつもなら本流がゴンゴンと流れ、その中に仕掛けを預ければアレコレと考える必要無くウオがガンガンHittしてくるここ「サメ瀬」.....しかし、今回は潮回りが小さいせいか、いつものような活発な潮が行きません。

足元には巨なサンノジやイスズミが跋扈。そうそう食ってくる輩ではありませんが、食ってくると面倒なので、そやつらを交わしながらあっちこっちと潮の筋を探っていると、かなり深いタナでアタリを捉える事ができました。
往生際悪し....で上がってきたのは50弱のオナガ君。
潮が行かない状況での嬉しい1尾となりました。

この1尾を皮切りに.....っと言いたいところですが、ナカナカそうはいきません。
上げの時間になっても来ない潮に加えて、足元に巨大なサメが遊びに来るようになりました。その数、ナント3.....。磯名にピッタリの来客ですが、良い客ではありません。
何処ぞに行けよ.... そう思いながら昼釣りを続ける事になりました。

オナガはポツポツと釣れ続き、17時10分.....ブラックカイザーの見回りTime。
昼の釣果をクーラーに納め、代わりに「焼肉セット」を取り出します。
ブラックカイザーを見送り、新しいエサの準備をしたところで、さぁ釣るぞ!....となるのですが、今からは「小サメ」には釣り辛い下げ潮の時間帯。なので、早めに夕食を食べて仮眠を取ることにしました。昨日からの疲れに加え、お腹を満たしてくれたシャトーブリアンの相乗効果で横になってから意識不明になるのにそう時間は掛からず.....。覚醒したのは午前1時の事でした。
先に起きて釣り始めていた高島師匠に状況を聞いてみると....
潮は行かんがオナガはポツポツ食う.....との事。
たたんでおいた我夢者を再び伸ばして、頑丈一番の仕掛けを暗い海に放り込みました。
・ がまかつ 我夢者 5号
・ シマノ レマーレ8000番
・ 道糸 サンライン ブラック8号 ハリス サンライン Vハード8号
・ ハリ 夜釣王 6号
・ ウキ キザクラ(ケミホタル装着)
・ タナ 1本~2本
竿1本のタナでアタリなし.....なので半ピロづつタナの探求を始めます。
そして、探求を続けること数投.....竿1本半強のタナで初のアタリをキャッチ!合わせた途端に異様な力で「大サメ」方向に走りました。「大サメ」方向に回られたらアウトなので、無理やり止めにかかると、いとも簡単にハリスがプッツン。最初はメダイかとも思ったのですが、チモト付近の切られ方を見ると、おそらく針をゴックンした巨なオナガ君..... (´Д`;) ハァモッタイナイ
昂ぶるる気持ちによりプルプルと震える指でハリを結び、気を取り直して仕掛けを投入。そして、この仕掛けに喰らいついたのは、これまたおそらく巨大なオナガ君.....コヤツ一度は浮いたものの、締め込みが少し緩んだ途端、「小サメ」の正面直下におっとろしい力で潜りまくり全く止める事叶わず.....瀬ズレでプッツンとなりました。ヾ(▼ヘ▼;) ヘタクソ...

逃がした魚は大きい......そして後悔。
「小サメ」にはデカバンがよーけおる......っと聞いていますが、そう何本も1人の釣り人に当たるハズはなく、50チョイまでのオナガをそれなりに釣って夜釣りは終了.....。
夜が明けて2日目の昼釣りの開幕となりました。
タックルは前日のとおり。潮も前日と同様にハッキリと切れる潮ではありませんでしたが、「サメ瀬」の魚影の濃さがそうさせるのかポツポツとオナガが登場。

ドンゴロスの膨らみも次第に増していき自立するようになりました。
このペースでいけば2つめのドンゴロス出動......となる感じでしたが、上げの潮がゆっくりと動き始めたのを機にオナガと共にサメが登場。昨日は3匹だったのが、今日は親子兄弟全員集合の計7匹。おまけにハリ掛かりしたオナガを容赦なく追い回してくれます。

オナガが食った瞬間、釣り人はオナガとの勝負ではなくサメとの勝負。
どっちがオナガを取るか.....となるのですが、食ってくるオナガが小さくないのでやおーいきません。何度となくサメとの格闘を余儀なくされ、仕掛けのロストで破産に追い込まれてしまいました。
鬼タックルの夜釣りでこうなったら...... (´Д`;) ハナシニナリマセン
さすがに背筋に寒いものが走ったので、夕刻の見回りでスーパーステージからの撤退を決意。
2年ぶりの「サメ瀬」に別れを告げることになりました。

結局、最終日の夜はホテル 「ブラックカイザー」でオナガの造りを肴に楽しい宴会.....。
2泊3日の遠征を終えることになりました。

男女群島 再遠征
前回、「SOSハナレ」から悪天候による撤収となり、「沖の平瀬」で満足のいく釣りができなかったリベンジ....がタテマエですが、ホンネは2日釣りの完遂です。最近は予約のタイミングや天候により2日釣りがナカナカできません。しかし、今回は運と天候に恵まれて2日釣りにエントリーする事ができました。
本日、出港する船は1泊2日便のブラックヘリオスと2泊3日便のブラックカイザー。
出船前、 「道楽三昧見てますよ~」 ....っと嬉しいお声がけをいただきました。
最近は更新をサボリ気味なのにありがたい事です....m(__)m

午後1時30分 ブラックカイザーは田平港を出港...。
チョイとゆっくりめの航海で男女群島の男島に到着したのは午後5時30分過ぎの事でした。
多少の波はあるものの、凪予報なので男島の西磯から瀬着けを開始。あじかブラック軍団の先陣を切る事になったブラックカイザーは名だたる名礁にホースヘッドを押し付けていきます。

「荒磯かぶり」、「SOS」、「帆立岩」、「立神」......
そして、しんがりを勤める事となった我々が乗ったのは2年ぶりとなるスーパーステージ。
何かと心配事の多い磯ですので、山見船長に感謝の上陸となりました。
※後日撮影

・ がまかつ 我夢者 5号
・ シマノ レマーレ8000番
・ 道糸 サンライン ブラック8号 ハリス サンライン Vハード8号
・ ハリ 夜釣王 6号
・ ウキ キザクラ(ケミホタル装着)
・ タナ 3ヒロ~
「小サメ」に不利な下げの時間帯ですが、このスーパーステージで上げの時間帯までポヤ~っと過ごすことはできません。ワンパターンの鬼タックルを手にいつものポイントに鎮座。
マキエを足元に集中させて磯際に仕掛けを放り込みます。「大サメ」の突端方向に行きたがる仕掛けを磯際に引き付けながら待っているとウキに妙な違和感が.....。半信半疑で道糸を張って聞き合せてみると.....いきなり竿先にゴン!
ビックリ半分での合わせとなり、半ば竿をノされかけましたが、タックルの強度を信じて一気に浮かせにかかります。我夢者の強靭な反発力が嫌なのか、ガゴンガゴンと往生際悪しで引き回るウオ。引けば引くほど反す刀の反発力が襲ってくるのを悲しいかなウオは知りません。次第に弱りその体躯をゆっくりと浮上させる事になりました。

ハネを叩いた音を確認.....「せーのぅ.....」っと心の中で呟き、一気にウオをブリ上げます。
ビトンビトン....磯上に横たわったのは茶系色の強い50超の尾長グレ。
さすがスーパーステージに潜む尾長と言わせしめる1尾でした。

男女群島2泊3日の旅
今回、出港する船は2泊3日便のブラックヘラクレスと1泊2日便のブラックカイザーの2船。色々な情報が交錯する状況でしたが、可能なら2泊3日釣行のエントリーだったので、ブラックヘラクレスに乗るのかと思いきや、前田船長いわく.....
「ヘラクレスは40名超なんで、行きはカイザーに乗って帰りはヘリオスに....」
今朝、ブラックサムソンが香港のお客を乗せて出港しているので、今日だけで100人余りのお客が男女群島に寝ることになります。サムソンは既に男女群島ですが、 よーいドン! で出港した場合、ヘラクレスとカイザーの足の差は歴然。足が早くて最後まで乗り換えの無いヘラクレスで行きたい願望はアッサリと打ち砕かれる事になりました。

最後に着いてヨカ磯は空いているのかっ......
そんな不安を抱きながら荷物の積み込みが始まりましたが、早く出港しないとヤバイ感じを皆さんが抱いているようで、テキパキと積み込みは進み13時30分には完了。ヘラクレスより早く積み込みが完了したのはイイのですが、遅れて来る客が2名いるとの事でそのまま待機.....。その間にヘラクレスは2800馬力の咆哮を轟かせながら男女群島へ走って行ってしまいました。

結局、遅れて来るハズの客も来ず、定刻の14時にブラックカイザーは田平港を離岸。さして揺れる事も無く、約3時間30分の航海で男女群島は男島に到着しました。「八女」から瀬着けが始まりましたが、出港前に想像したとおり、有名処の磯は既にお客が立っており、ナカナカ良い磯は空いていません。北系のウネリが強いので東岸への展開となりましたが、ブラックカイザーは南下、北上を繰り返しながらお客を磯に下ろしていきました。

「yukimaruさ~ん 行きましょう.....」
山見船長から声が掛かったのは女島は「長崎鼻」のあたり。良いタイミングで声は掛かりましたが、沖のハナレ磯が空いているとは思えないので、ワンド回りを覚悟します。案の定、ブラックカイザーはワンド側に舵を切り、徐々に減速。 「二重奥」という磯にホースヘッドを押付けました。
この周辺には何度も上がっているので、勝手知ったるなんとやら.....。荷物を高場に上げて一段落したところで、高島師匠の持参した御神酒で今回の安全釣行を祈念します。
「大きなオナガが釣れますように......」
煩悩をだらけのお祈りを済ませたところで、夜釣りの準備。ロッドケースから鬼タックルを取り出し、頑丈一番の仕掛けを組み上げます。そして、日がドップリと暮れたのを機に夜釣りの開幕。マキエを足元に打ち、ケミホタルを背負ったウキを女島の暗い海に放り込んでみました。
⇒男女群島2泊3日の旅 初日夜

男女群島 「青木東」
それをパラパラと足元に撒いてみます。すると、待ってました!っとばかりに登場したのはイスズミにカゴカキにサンノジの軍団。エサ取りが多いと聞いてはいましたがこれほどとは.....。
取りあえず配合剤のブレンドは取り止め、仕掛けの準備に掛かりました。

ここ「青木東」は瀬戸の中央に位置するため、ド本流の釣りが楽しめます。潮が早い上にエサ取りが多いので、私流では軽い仕掛けが使えません。取りあえず、B程度の負荷を選んで仕掛けを組み上げてみました。
・ 竿 アテンダー2号
・ リール トーナメント3000SH LBD
・ 道糸・ハリス サンライン ブラック2.5号
・ ウキ 松山3-3 (B)
・ ハリ 尾長7.5号
・ タナ 2ヒロ~
今は下げの時間帯。しかし、潮の勢いはまだありません。ですので、エサトリの跋扈は当たり前ですが、先ずは分離を試みます。足元にドバドバ...沖にチョロっとマキエを打ち、頃合いを読んで仕掛けを「喰わせたいポイント」に放り込みます。暫くすると全負荷を一身に背負ったウキはシブシブの状態から徐々に海中に向けての潜行を開始。その潜行度に合わせて道糸をゆっくり送っていると、ブラックラインに施されたピンクのマーキングがスッと走りました。間髪入れずに竿を起こして合わせると確かな重さが竿にズンっ。竿を腰だめの位置に持ってきて、更に締め上げると、敵もその抵抗にビックリしたのか、シャープな抵抗を披露します。程なくして浮いてきたのは本命のクチブト君。エサトリだらけの海から引き出した嬉しい1尾となりました。

時間の経過と共に下げの潮流は勢いを増し、ド本流の様相を呈するように.....。
こうなると「本流の住人」がバンバン食ってきそうなものですが、そうは問屋がおろしません。緩い流れの時に喰ってきたような良型のクチブトも何故か姿を消し、足の裏~30cm程度の干物サイズが1投毎に喰ってくるようになりました。干物用のクロの数は既に十分.....。釣ってはリリースを繰り返しながら、何とか良型のタナを探索してみますが、本流の遥か沖からも小型の便りが届きます...。

仕掛けは入っているハズですが、更に重たい仕掛けに交換してみる事に。
3B強の負荷に耐えるウキを道糸に通し、2BとG1のナマリを打って本流に放り込んでみました。本流の複雑な潮流に揉まれて即、ウキは潜行開始。バラバラと出て行く道糸を指の腹で加減しながら様子を伺います。すると、一定の速度で出ていた道糸が速度を変えてバリバリバリ~。大きく竿を起こして合わせをくれてやると、本流の勢いに乗じたウオの引きはナカナカの強さ。引ったくるようなアタリと重く簡単に底を切らない強い引き味に尾長を確信。針ゴックンにビビリながらのヤリトリとなりましたが、タックルの強さが功を奏し無事にタモ入れに成功。「青木東」の激流に潜む本流の住人に巡り会う事ができました。

午後3時30分.....ビール休憩。
豪快な下げの本流はすっかり影を潜めて上げの潮へと変化中。今からは上げの潮を釣る事になりますが、今夜は風が変わるので、この磯で夜釣りをする事は不可能。夕刻の見回りまで1時間くらいはありますが、ドンゴロスは既にステンディング...魚の入る余裕も少ないので、竿を納めてブラックカイザーを待つ事にしました。

16時過ぎ.....轟音を響かせてやって来たブラックカイザーに乗り込み今夜の宿を探します。
「yukimaruさ~ん 何処行く?」
今夜の風が悪く、良い磯が無いのでしょう、山見船長はマイク越しにそう尋ねてきました。
「何処行く....っと言われても......。 マルヒは?」 「・・・・・」
帆立岩を擁する中ノ瀬戸の名礁群を横目に見ながら、そんな会話をかわしました。

ブラックカイザーは中ノ瀬戸を通過し、「イナマス」にお客を下ろした後、「ヤスナガ」にホースヘッドを押し付けます。「ヤスナガ」のお客は磯替りするようで、全ての荷物は回収体制。
それを見た山見船長 「yukimaruさん ここに乗らん?」
前の客が磯を替るという事は釣れてないって事.....なので、少し躊躇はしましたが、磯が選べる状況ではありません。おまけに以前から乗ってみたい磯の一つだったので...... 「乗りま~す!」
yukimaru今夜の宿はハナグリ島の 「ヤスナガ」 となりました。

瀬際の形状を確認してから夜釣り用、鬼タックルの準備に掛かります。
・ 竿 がまかつ 我夢者5号
・ リール シマノ レマーレ8000D
・ 道糸・ハリス サンライン ブラックマークX8号 Vハード8号
・ ウキ キザクラ 3B
・ ハリ 夜釣王6号
・ タナ 2ヒロ~
磯際のタイドプールにはイスズミやカゴカキなどのエサトリ軍団が入っていたので、昼間の釣り人はかなり苦労をした模様.....。マキエも相当量入っていると思われるので、夜のデカバンの期待度は上がります。問題は活性かな.....そんな事を思い描きながら丁寧にタックルを組上げ、夜の帳が降り始めたのを頃合に、「イナマス」側に釣り座を取って夜釣りの火蓋を切って落しました。

見えない夜釣り。頼りになるのはケミホタルの光とたくましい想像力、そして折れない心が必要になります。マキエを打ち、仕掛けを放り込み、ケミホタルの光を目安に追いマキエを打つ。アタリが無い時は、この単調な釣りを如何に我慢するかが夜釣りのキモとなりますが、今宵は早い段階でアタリをキャッチ。海面シブシブで妖しく光っていたケミホタルがゆっくりと海中に入っていきました。ウキは浮かす設定だったので、間髪入れずに即合わせ!すると、ブルブルと弱々しい引き味で妙なウオが上がってきました。正式名は知りませんが、おそらくハタンポの一族。招かざる客ではありますが、無反応よりもマシ。そう前向きに考えながら次の一投を放り込みます。すると今度は仕掛けが馴染む前にウキが入って行きました。食ってきたのは俗名:キンギョ。本命が居ないのか、エサトリの活性がすこぶる高いのか、その後もハタンポの一族は釣れ続きました。

外道のオンパレードに対しタナを変えて応戦しますが良い結果は出ません。なので、敵前逃亡...。釣り座を「石塚」側に変え、瀬際を探ってみることにしました。潮は当て気味に入って来ているので、沖にマキエを打って瀬際に仕掛けを落ち着かせてみます。潮が当てて来るので、ヘタすりゃ根掛かりの危険な状況ですが、幸いにもハタンポの一族は食っては来ず...サシエ丸残りの時間が続きました。そこで、G1のナマリをハリスに追加しウキを沈めてみることに。3ヒロのタナが取れたらジワリジワリと沈める戦法ですが、たまたま時合が来たのか沈め作戦が功を奏したのかは分かりませんが、竿引きのアタリをキャッチ。ビックリ半分で合わせを入れると、敵はそのゴウリキで瀬の先端を回り込もうと大突進。 「ヤバ.....」 我が手に握りしめたフカセ最強竿の胴を締め上げて、その力に対抗すると流石のゴウリキも瀬を回り込むことは叶わず、徐々に弱っていきました。しっかりと浮かせてハネ叩きの音を確認。 せーのーぅ...で磯の上にブリ上げました。
「ババぢゃぁあるまーのぅ...」 キャップライトのスイッチを入れて魚体を確認。
ライトに照らし出された魚体は茶色の強い尾長グレ。本命捕獲にホッとした瞬間となりました。

瀬ズレでザラザラになったハリスを取り替え次の1尾を狙います。
当てて来る潮は相変わらず。負荷を受けたウキは妖しい光を放ちながら海中を探索します。その妖しい光が一気に沖に向けて走ったのは投入から早い段階でした。俗に言う 「流星アタリ」 ですが、その走り方はまるでサバ。頭に?を浮かべてのヤリトリとなりましたが、上がってきたのは本命の尾長君。先ほどよりもチョイと小ぶりでしたが、嬉しい本命の連チャン劇となりました。
二度ある事はなんとやら...名礁「ヤスナガ」の底力に期待して仕掛けを放り込みます。
すると、またもや 「流星アタリ」 が炸裂!出来過ぎの展開にニンマリと笑いながら合わせを入れてウオと対峙します。ガゴンガゴンと引き回るウオ。その力を竿の強さで強引に押さえ込み.....
「うおおぉぉりゃぁ~!」 の掛け声と共にブリ上げ一閃。キャップライトで磯上に横たわる魚体を確認すると.....なんとそれは巨大なババ。二度ある事は...三度あるとは限らないとなりました。
その後、当てていた潮は向きを変えて沖向きに出るように...。
格段に釣りやすくなったのは良いのですが、再びハタンポの軍団に苛まれる事になりました。タナを変え、負荷を変え、再び釣り座を変え...考えうる限りの事はしましたが、ハタンポの軍団をかわす事叶わず.....。午前2時過ぎ、辛抱の棒はポッキンっと音を立てて折れ、ブラックカイザーの朝の見回りにて撤収する事を決めました。

