男女群島 「沖の平瀬」
そんな本流釣りの醍醐味を味わえる 「SOSのハナレ」
Dayタックルに持ち替えて、さぁ今から......ってところでしたが、朝の見回りから30分で天気が急変。比較的穏やかだった中ノ瀬戸は吹き付ける北の強風を受けて大きく波が立ち上がり大荒れ状態に.....。これは釣りにならんな...そう思っていたらブラックサムソンが緊急回収にやってきました。
「ウネリが酷くなってきたんで回収しま~す!」
大ウネリの影響で船の上下動が激しく、ブラックサムソンは「SOSのハナレ」の頂上にドン!
かなりヤバイ感じでしたが、何とか無事に回収完了。
中の瀬戸から外に出ると、そこはビュービューに吹き付ける北東風の世界.....。
これでは良い磯は望めません。ワンドの奥の奥を覚悟していたのですが、ブラックサムソンが次の磯へと選んでくれたのは、女島の冬の定番磯でした。

悪い磯ではないのですが、この磯であまりイイ思いはした事がない.....
そんなネガティブな思いに浸りきっていると、高島師匠に妙なウオがHit!
「ヒラソかのぅ.....」
カゴ釣りで培った得意のノラリクラリ戦法で引きたくるウオを上手にあしらいます。

ゆっくりと時間を掛けてタモに入れ込んだのは美味の帝王 ヤイトガツオ。
デップリと肥えてとても旨そうな個体でした。

美味しいウオの登場で、先ほどまで抱いていたネガティブな気持ちはスっ飛び、「長崎鼻」方向に流れる潮流に仕掛けを放り込んでみます。スマの味を思い出し涎をタラタラと垂らしながら、ズンズンと出ていく道糸を見送りますが......1投毎に当たってくるのは美味しいウオには程遠い天下の嫌われ者イスズミ君。これがけっこうな良型ときていて、ズガガガガガガ.......と磯際で強烈に引き回りハリスが痛んでやおーいきません。スッ飛んでいたネガティブな気持ちは再び蘇り、結局、昼寝で決着する事になりました。
Zzzzz.....よく寝ること数時間、昼寝から覚めるとすでに夕刻の見回り時刻。
「替わらんでヨカですか.....」
尾下船長が気を遣ってくれましたが、相変わらずの北東風なので良い磯は望めそうにありません。移動時刻も勿体ないので、ここで最後まで釣りきる事にしました。
暖かいお弁当をいただき、夜の鬼タックルをロッドケースから取り出します。
・ がまかつ 我夢者 5号
・ シマノ レマーレ8000番
・ 道糸 サンラインブラック8号 ハリス Vハード8号
・ ハリ 夜釣王 6号
・ ウキ キザクラ(ケミホタル装着)
・ タナ 2ヒロ~
日が落ち始めたのを頃合に鬼タックルを手に磯の先端に出てみます。
さすがにイスズミの猛攻はありませんでしたが、肝心のアタリを捉える事ができません。先端、水道の際.....あっちこっちとポイントをを代えて仕掛けを放り込んでみますが、明確なアタリを捉える事ができません。そのうちに睡魔が頭をもたげ、今遠征初となる寝袋の住人になることになりました。
朝マヅメ 美味しい外道の一撃.....

朝マヅメ 美味しい外道の連発.....

午前8時.....納竿
結局、「沖の平瀬」では小型のオナガと美味な外道しか釣る事叶わず.....。
何となくストレスの残る遠征となりました。

