ジギング後...甘鯛
「ジグなんぞシワイだけぢゃぁ.....」
そう言っていたような気もするけど、釣り物が少ないこの時期に贅沢は言ってられません。
....って事でジグで青物、エサ釣りでアマダイの2本立てで釣行の運びとなりました。

出港は午前6時の予定でしたが、すんごい土砂降りにビュービューの風。スマホで雨雲レーダーの情報を取っていましたが、とても雨が止むような感じではありません。港で待機する事、1時間.....風が弱ったのを頃合に出港となりました。
ポイントに着いて船はスローに。 そして船長が一言....
「ありゃ?....反応が無い.......」
なんでも、ゴミのような反応しかなく、その反応の中に少量の青物が居るかもしれん.....との事。
かなり曖昧な表現でしたが、やらねば釣れん.....って事でジグをドボン。
土砂降りの中、80gのジグを海底まで落としてはシャクリ上げに専念します.......

青物イレグイのハズでしたが、アタリは極ポツリポツリ......
船長は確証の無い魚探反応に四苦八苦。
自分も慣れないジギングに四苦八苦。
ゴアの鎧を着ていても雨が染みてくるくらいの土砂降りに我が活性は激落ち.....。
「うぅぅ....寒いよ.....」
一時は途中撤収OKの心境にまで落ち込みましたが、天候は徐々に回復!
降り続いた雨が止んだところでアマダイ狙いに切り替える事になりました。

アマダイに使うエサは中エビに青虫!
そのエサを3本針に配分して、水深100mの底をオモリで小突きます。
すると、プルプルプルと弱々しいアタリのレンコ鯛が喰ってきました。
レンコ・レンコ・イトヨリ......レンコ。
そんな釣りを我慢我慢で続けていると.......

1尾釣ったのを皮切りに続々と本命が登場!
浜値でマン.....のK超えも喰ってきてくれました。

終わってみれば、寒さとの戦いだった前半戦がウソのような展開。

身も心も冷えて途中撤退もアリだった今回の釣行。
太陽のありがたみを感じた1日となりました。

甘鯛釣り.....
今日はあれも釣りこれも釣りの欲を捨て、甘鯛狙い一本槍!
タイミングを誤れば丸ボーズ有りなのである意味、男らしい釣り.....?(笑)

ハリス5号3本針のテンビン仕掛けに中エビ、青虫のエサを付けて約100mの海底を探ります。
海底をオモリで小突いていると......プルプルプルと弱々しいアタリをキャッチ!
上がってきたのは甘鯛釣りの税金、レンコダイでした。

レンコダイは甘鯛のアシスト役.....某船長の口癖ですが、アシスト魚ばかりが釣れてきてはシャレになりません。釣ってはレンコ、またまたレンコ... 今日はアシスト釣って終りかい! .....ってな展開でしたが、納竿間際に本命が喰ってきてくれました。
前回よりは小ぶりですが、嬉しい1尾 w( ▼o▼ )w ヤッター!

今日は船のミサキでアタリが頻発!
竿頭は体長50cmを頭に5枚の釣果でした。

磯も同様ですが船の釣り座選びもナカナカ難しい.....。

甘鯛釣り!
朝一、落し込みポイントにて「ヒラメ」の捕獲を試みますが、肝心のベイトであるアジが全くに付きません。結局、7回落とし込んでこの釣りは終了....早々に甘鯛に狙いを変えました。

釣り物が全く違うので竿を換えリールを換え.....
新調したばかりのライトなタックルに。
甘鯛釣りに使うエサは青虫に中エビにイカの切り身の3本立て。
3本の針にそれぞれを付けて本日のアタリ餌を探します。

海底を小突くように叩いた後は1m程度仕掛けを上げてアタリを待ちます。
アタリが無いのでもう1m上げて待っていると......ブルブルブルの後ガガガガガツ!
期待度激高のアタリを捉え、電動リールのスイッチON!
70mでガガガガガっ....と激しく締め込み、30mでも強烈に暴れて甘鯛確定 V(`∇´)V
群青の海中から細長い魚体が見えた瞬間はタマランものがあります。

本日のアタリ餌は青虫のようで、他のエサにはレンコダイが激しくアタックしてきます。
レンコも本命の大事なアシスト役なので無碍にはできませんが.....ね (笑)

結局、この日は50cmクラス2本を頭に計4本Get!
献立を考えると思わず笑いが出てしまいました w( ▼o▼ )w ゼイタクデキルゼ...!

甘鯛釣り!
午前6時 浜田港を出港.....ベタ凪の日本海を沖へと進みます。
約30分程度走ったところで、アマダイのアジロへ到着。
水深は約100m。
仕掛けの準備ができたところで、100号のオモリを海底に向けて送り込みます。

3本ハリ仕掛けに使うエサは中エビと青虫。
海底をトントンと叩くようにしてアタリを待ちます。

すぐにアタリはありましたが、食ってきたのはアマダイ釣りの税金、「レンコ鯛」。
とある船長曰く.......
「レンコを10枚は釣らんとアマダイには成らんよ.....」
それくらい「レンコ鯛」の魚影が濃いって事でしょうが、こ奴らは色姿に似合わず、かなり獰猛なウオでエサを一度見つけるとしつこくアタック。ボヤ~っとしてたら上手にエサを取っていきます。食味が良いのが救いですが、エサを大量に消費する事になるのでナカナカやおーいきません。

そのうちに食うぢゃろ.....
アンケツこいていたのですが、税金を10枚釣ってもアマダイのアタリを捉える事叶わず.....
もしかしてボウズ喰らうんか...... (´Д`;)/ヽァ~
ものすごくブルーな気分での釣りとなりましたが、終盤に連発で喰ってきてくれました。


水深70mで暴れるウオに最初からガゴンガゴンと暴れるウオ.......
アマダイにも各々個性があるようです... w( ▼o▼ )w イロイロダ...
値10Kクラスのアマダイはお造りに....

ゼラチン豊富なトロットロの皮は酢の物に.....

値6Kクラスのアマダイは焼き物にて楽しみました。

そして、税金と言われたレンコ鯛は 南蛮漬けにへんげ!

レンコ鯛は酢〆でもいただきましたが、税金とバカにできない美味さ.....。
専門に狙うのもアリかもしれませんね。

甘鯛釣り
運良く凪に恵まれ出船の運びとなったのですが、当初の狙いのウオである根魚は潮が速過ぎてどーにもならん....との事。人によっては嬉しい高級魚の「甘鯛釣り」 となりました。

水深100m付近をシーアンカーを打った船によるズル引き釣り(?)で狙います。
キスの引き釣りに近い感じですね.....。

すると1流し目でいきなり、ガガガガガ....で50超の本命が食ってきてくれました。
浮いてくる途中の70mラインでガゴガゴと強烈に引き回る甘鯛独特の引き味がタマリマセン。
相変わらず面白い顔..... w( ▼o▼ )w (笑)

早い時間での本命登場に船長もニンマリ..... V(`∇´)V
釣り師達も高級魚のテンコ盛りを想像しましたが、そう上手くいくハズはなく、この後はお決まりのレンコ鯛のオンパレードとなりました。

さすがに高級魚。実に上品なお味でした.....。
次回は焼き物に兆戦したいと思います。

甘鯛 後... 落し込み釣り
今回の狙いのウオはアマダイとイワシを喰らうでっかいウオ。
青物~根魚まで何でもWelcomeのゴージャスな釣りです。
釣れたらですけど.....ね (笑)
午前6時、幸豊丸は静かに港を出港。
最初にアマダイをヤルとの事なので、船長マルヒのポイントへ向います。

「潮がねぇ...... アマダイは厳しいかもよ....」 っと船長。
キスの引き釣りのように仕掛けが底をズル引きするような感じで船が動けば良いらしいのですが、今日は潮は行かず風も吹かず.....。ハナっからヤル気が削がれる感じでしたが心配はご無用。3本針のテンビン仕掛けに80号のオモリを背負わせ、水深100mの海底をゴソゴソ探っていると、良型のアマダイが食ってきてくれました。


大小入り混じりで5枚Keepしたタイミングに.....
「落し込みに行くよ~」 .....っと声がかかりました。
前回の釣行で経験した 「強靭なサビキ」 を使っての大物釣り!
甘鯛バージョンより竿の強度を1ランク上げての兆戦です。


「はい、どうぞ~」
合図を確認して5本針の強サビキを落としながら、エサとなるイワシの探求に向います。
「70mから下にベイトの反応があるよ~」
「ベイトが付いたら、すぐに底まで落してね~」
船長から矢のようにアドバイスが飛んできます。
70mから下は変化を付けながらフォール。
すると、プルプルプル...竿先に微細なアタリを感知。
「もげるなよ...」
祈りながら優しく海底まで案内します。着底から1m程度巻き上げた所をKeepしていると海底には、そら恐ろしいウオがワンサカ潜んでいるようで、ベイトのイワシは逃げようと右往左往。
「イヤジャ~....タスケテェ......」 そんな感じが竿先からヒシヒシと感じ取れましたが、次第にその竿先はもたれるように海面にズドンと突き刺さりました。竿を起こし電動リールのレバーは全開モード.....一気にデンジャラスな根の突破を試みます。ドラグの調整が悪いのかリールは巻いたり停止を繰り返し...「頑張れリール....(笑)」 と声をかけます。水深80mを切ったところで、のらりくらりモードをON。ほどなくして海面に浮いたのは高級魚のマハタ君でした。

その後も流す度にベイトは順調にハリに付き......
それを上手く海底近くまで連れて行けたらばヒラメ、青物、ハタ系の根魚が次々とHit!
食物連鎖釣法 「落し込み釣り」 をタップリと堪能する事ができました。

この釣りはハマリますねぇ....... w( ▼o▼ )w タマランゼィ...

甘鯛釣り
狙いは上品な高級魚 あまだい ......。 w( ▼o▼ )w ヨダレガタレル...


素人には敷居の高いウオですが、中海老をエサに船長の指示に従って水深100mの海底をオモリで突っついていると.....意外に早い段階で本命が食ってきてくれました。テクニカルなウオと聞いていたのですが、流石に人気の游漁船。テクはテクでも船長の操船テクが違います。

初めて釣った あまだい.....
巻き上げ途中の中層でやたらと暴れる面白い魚です。
途中でゴンゴンと引き味が増すと甘鯛確定.....
ナカナカおつな釣りですね。

あまだい のアタリが遠のいたので、次は根魚を狙いにポイントを移動します.....。

メインのエサはイカの切り身。
14号の幹糸に12号のエダスを付けて根掛り必至のポイントを探っていきます。
「アタリがあったら即合わせで80mまで一気に巻き上げてね~。」
その船長の指示どおりに釣っていると、冬の男女の外道が食ってきました。
大きさは遠く及びませんが......

「ダルマ、ダルマ.....浜値は6000円よ~!」
船長は大喜びですが、冬の男女群島でイヤというほどメダイを釣って食べた私はそんなに嬉しくありません。男女産に比べたら大きくもないし.....何よりそのアッサリ味がイケません。
浜値6000円....なんでそんなに高いのか。これは帰って食べてわかりました.....(笑)

結局、甘鯛、メダイ、うっかりカサゴ、アジの4目を釣ってめでたく納竿!
その夜の食卓が賑やかだったのは言うまでもありません。
甘鯛の美味しさは言うに及ばずですが、ビックリしたのがメダイのお味。冬の男女群島で釣れる10Kgクラスのモノとは味が全くの別物。超脂ギッシュで生で食べると腹痛を起こすほどのものでした。なので生はそっと食べ翌日にはシャブシャブ鍋に.....。 V(`∇´)V
季節感は全く合いませんでしたが、とても美味しくいただきました。

色々な魚が釣れる遊魚船での釣り。
高級魚釣りも魅力ですが、釣りの選択肢が増える事が楽しいですね。
いずれ来るであろう磯に立てなくなる日....その時のための船釣り修行は続きそうです。
